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正体不明なことが多い安楽器メーカーの情報をまとめました。
アリアはアコースティックギターやクラシックギターを中心に扱っている荒井貿易の自社ブランド。エレキギター関連は Aria Pro II で扱っており、さらにその廉価ブランドとして Blitz と Legend が存在する。
アリア・プロ II は、荒井貿易の自社ブランド Aria から登場したエレキギター関連商品を扱っているブランド。廉価ブランドとして Blitz と Legend がある。
管理人の父は高校時代に、Aria Pro II が70年後半 〜 80年代初期にかけて製造していた「スーパーコピーシリーズ」の MK-1500 (モッキンバード) を20万程度で買った友人から8万円で譲ってもらい、現在も使用している。スルーネックなので22 〜 24フレットあたりでもとても弾きやすい。
ブリッツは、アコースティックギターやクラシックギターを中心に扱う荒井貿易の自社ブランド Aria から、エレキギター関連の商品を扱うブランド Aria Pro II が登場し、その廉価ブランドとして Legend とともに発表されたのが Blitz by Aria Pro II である。Blitz では Gibson のレスポールや SG のコピーモデルを製作している。通称「鰤 (ブリ)」。
バッカスは日本の楽器メーカー Deviser のブランド。ギターだけでなくベースも扱っている。シリーズが大きく別けて4つあり、すべて手作業で製作する Bacchus Handmade シリーズ、一部を別ラインで製作する Bacchus Craft シリーズ、フィリピンの工場で製作する Bacchus Global シリーズ、中国の工場で製作する Bacchus Universe シリーズがある。
Bacchus を安楽器と呼ぶ際はたいてい Bacchus Universe (通称バカユニ) の商品である。値段は他のメーカーと比べると高めだが、その分品質は良い。
ブライアンは正式には Brian by Bacchus で、Bacchus の廉価ブランド。現在の Bacchus Universe シリーズの前身のようである。
バーニーは Fernandes の姉妹ブランドで、Gibson のレプリカモデルを中心に製造している。Hide モデルのモッキンバードは Burny が製造している。
管理人の父が Burny RLC-55 の青 (レスポールタイプ・サイト上のラインナップにない色) を持っており、管理人はこれを借りてギターを始めた。とても弾きやすく、今でもよく使用している。
エピフォンは1928年ごろからギター製作を始め、1940年代は Gibson のライバル会社とされていたが、1957年に買収されギブソンの廉価ブランドになった。代表機種のカジノは、ザ・ビートルズのポール、ジョン、ジョージやローリング・ストーンズのキース、B.B. キングなどが使用していた。
フェンダーはレオ・フェンダーが1940年に開業した楽器メーカー。1949年にエスクワイヤーを発表し、1950年にはブロードキャスターを発表、翌年ブロードキャスターをテレキャスターと改名。また同年には世界初のエレキベースであるプレシジョン・ベースを発表。その後も1954年にストラトキャスター、1958年にジャズマスター、1960年にジャズベース、1962年にジャガーを発表。
1982年から廉価モデルを扱う Squier と Fender Japan を傘下ブランドにしている。その他 Bigsby、Charvel、Gretsch、Jackson などのブランドを傘下ブランドにしている。ちなみに、Fender Mexico というブランドは実際には存在せず、Made in Mexico と記載されているモデルを Fender Mexico と呼んでいるだけである。
フェンダー・ジャパンは1970年代、日本のメーカーが Fender のコピーモデルを製造し始め、それに価格面で対抗できなかったフェンダー社がライセンス料で利益を得るため、1982年に神田商会にフェンダーのブランドを冠する権利を与えて Fender Japan ブランドが生まれた。製造は1997年までフジゲンが担当し、現在はダイナ楽器が主に製造を行っている。本家にはないオリジナルモデルやマニアックな復刻モデルも販売している。
フェルナンデスは1972年から Fender のコピーモデルを中心にエレキギターを製作しているメーカー。姉妹ブランドの Burny は Gibson のコピーを中心に製造している。
管理人はヤフオクで赤いストラトタイプの Fernandes を3700円で落札。ストラトタイプながら2ハムで、調べてみると FST-85 という1985年ごろのギターに似ているが、トレモロユニットがフロイドローズではなくシンクロナイズドなので、廉価版か楽器店のオリジナルモデルだろうと推測。音も良く弾きやすかったが、友人に売ったため現在は手元にない。
ギブソンはオーヴィル・ヘンリー・ギブソンが1894年にマンドリン製作を始めたのが創業の楽器メーカー。1952年にレス・ポール氏と共同でソリッドギターを設計、レスポールモデルとして発表。1958年にはフライング V やエクスプローラー、世界初のセミアコースティックギターの ES-335 などを発表。1961年にはレスポールのモデルチェンジとして SG が発表されるも、レス・ポール本人は SG を気に入っていなかった。Epiphone は1957年に買収したギブソン直系の廉価ブランド。
ジプシー・ローズは K-Garage と同じくキクタニミュージックが輸入代理店のブランド。機種別に1種類 (3カラー) のみしか製造していない。
アイバニーズは星野楽器のブランド。1980年代からヘヴィメタルやヘヴィロックのミュージシャンに支持されるようになり人気が高まった。ギターだけでなくエフェクターやアンプも製造している。
K ガレージは Gypsy Rose と同じくキクタニミュージックが輸入代理店のブランド。定価は1万5千円程度からなので安ギターというほど安くなく、品質も PhotoGenic などには劣っているそうだ。
管理人は KST-150 White というストラトタイプを持っている (ヤフオクにてキズあり新品ということで4000円で落札)。ポウロウニア (桐) のボディがとても軽いのが良い。音は若干細いように感じた。
レジェンドは、アコースティックギターやクラシックギターを中心に扱う荒井貿易の自社ブランド Aria から、エレキギター関連の商品を扱うブランド Aria Pro II が登場し、その廉価ブランドとして Blitz とともに発表されたのが Legend by Aria Pro II である。Legend では Fender のストラトやテレキャスのコピーモデルを製作している。通称「伝説」。
友人に LST-X Black を触らせてもらったことがあり、トレモロを使ったときのチューニングの狂いやすさ以外は特に気になることはなかった。また、ヤフオクにて3000円で買った Legend のジャズベースは何気に使いやすく、値段を考えれば満足なレベルであった。
メイソンは PhotoGenic、Selder、Tony Smith などと同メーカーのブランド。商品もロゴが違うだけでほとんど同じだったりする。Maison では Gibson 系のギターを扱うことが多い。
フォトジェニックはさまざまな種類のギターを安定した品質で製造していて、安ギター界ではよく知られているブランド。輸入代理店はエフェクターの MXR なども取り扱っているキョーリツコーポレーションだが、製造元は不明。同メーカーの別ブランドとして Maison、Selder、Tony Smith がある。
管理人は ST-180 Sunburst (ストラトタイプ) を御茶ノ水にて8900円で購入。特に改造することなく今も使っている。また、プレベタイプの PB-240 Sunburst を知り合いから4000円で譲ってもらったが、こちらも特に不満はなし (ベーシストではないので詳しいことが分からないだけかも…)。
プラネット・ソルジャーはクロサワ楽器店限定のブランド。「惑星戦士」とも呼ばれている。ストラトは6980円と Playtech に次ぐ安さだが、ウェブ限定の商品のため品質などの評判がほとんど聞かれない。
プレイテックは、楽器・楽器関連商品を扱うネットショップサウンドハウスのブランド。5980円のストラトや、15800円でフロイドローズトレモロつき7弦ギターなどは、安楽器界では最安値である。Fender、Gibson のコピーモデルだけでなく、7弦ギターやフレットレスベースなど、さまざまなモデルを製造している。
プロローグ。詳細不明…。
セルダーはサクラ楽器が PhotoGenic の商品を販売する際に使うブランド名。つまり中身は PhotoGenic とほぼ同じ。同メーカーの別ブランドは、他に Maison、Tony Smith がある。
友人が ST-16 Light Blue を持っていたので使わせてもらったが、弾いている分には管理人の持っている PhotoGenic ST-180 と特に違いは感じなかった。見た目もほとんど同じ。
ソルフェージュ。詳細不明…。
スクワイアは Fender 直系のブランド。フェンダーの廉価ブランドなので正式に「ストラトキャスター」「テレキャスター」と名乗れる。値段は他のブランドと比べると高めだが、品質はプロユーザーもいるほどの高品質。
トライアンフ。
ヴィンテージは、フレックスという株式会社が製造しているらしいブランド。チャイナウッドという、桐の一種であるがよく知られていない木材を使用していることで有名。
管理人はヤフオクにて3500円の Vintage のストラトを入手。音はさほど悪くなかった。