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広島少年院 報道陣に内部公開

2010年02月26日

写真

事件の現場の一つとされる体育館の物置。中の様子が見えるようにガラス窓つきの扉に付け替えられた=東広島市八本松町原

■可視性高め再発防止

 在院中の少年に暴行を加えたとして元法務教官ら5人が逮捕、起訴された東広島市の広島少年院(佐藤公昭院長)で25日、事件後初めて、内部が報道陣に公開された。少年院側は、暴行現場とされる体育館の物置の扉をガラス窓付きのものに取り換えるなど、再発防止への取り組みが進んでいることを強調した。

 広島矯正管区による年に1度の施設見学会の一環で、広島少年院の公開は約5年ぶり。教官が少年を平手で殴ったり紙おむつをはかせたりしたとされる浴室も、ガラス戸から目隠し用のカーテンを取り払うなど、見通しの良さを高めたという。

 佐藤院長はこの日、少年が不服を申し立てやすい環境づくりや個別面談の充実、保護者との面接による信頼関係構築など、様々な改善策に取り組んでいると発表。「職員には、問題があれば1人で抱え込まないよう言っている」と話した。(石田貴子)

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