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【格闘技】

大毅が映画試写会のため渡英 デップと同席に「恐縮や」

2010年2月24日 紙面から

ワールドプレミアに参加するため成田空港から渡英した亀田大毅=成田空港で

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 前王者の坂田健史(協栄)と初防衛戦が義務づけられ、去就が注目されているWBA世界フライ級王者亀田大毅(21)=亀田=が23日、ロンドンで開かれるディズニー映画「アリス・イン・ワンダーランド」のワールドプレミア試写会に出席するため成田空港から出発した。

 デンカオセーン(タイ)との死闘から約2週間。厳しい減量苦から「まだ闘志がわかん」と大毅。映画のテーマが“戦い”ということで兄弟王者の亀田に招待状が贈られたという。試写会には同映画を手がけたティム・バートン監督や出演した俳優のジョニー・デップ、さらにチャールズ皇太子まで参加するとあって大感激の大毅。「おれなんかでいいのかな。申し訳ない。恐縮しちゃう」とうれしさ全開。「おれ、“恐縮”なんて言葉を使ったのは初めてやな」と“なにわの弁慶”らしからぬ興奮ぶりだった。

 品格が問われ続けた亀田兄弟への招待状は“想定外”だったようで、「勝つと負けるのでは大違いやな。特におれたちにはな」とベルトの重みをかみしめていた。

 タキシードを着るのも初めて。「新調したよ。兄貴と世界ベルトを肩にレッドカーペットを歩く」と胸を躍らせたが、前哨戦に快勝した坂田に関する質問が向けられると一転、口を閉じた。五十嵐会長も「それはこの場ではなしに」と亀田ジムの琴線に顔をしかめた。

 試写会は現地時間の25日。この日夜にフィリピン合宿から帰国した兄・興毅は24日にロンドンへ出発し、27日に帰国する。 (山崎照朝)

 

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