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歌舞伎座3月公演 3部制で仁左衛門と玉三郎共演 それぞれの父しのぶ難役 (1/2ページ)

2010.3.2 08:09
このニュースのトピックス伝統芸能
「覚寿は大きな役で、覚悟が必要だった」と話す坂東玉三郎=東京・東銀座(岡本隆史撮影)「覚寿は大きな役で、覚悟が必要だった」と話す坂東玉三郎=東京・東銀座(岡本隆史撮影)

 いよいよ残り2カ月となった歌舞伎座(東京・東銀座)のさよなら公演。建て替えのため4月興行後、3年間の閉館期間に入るため、3、4両月は3部制でより多くの歌舞伎ファンの期待に応える。2日からの「御名残(おなごり)三月大歌舞伎」では、十三代目片岡仁左衛門十七回忌、十四代目守田勧弥三十七回忌の追善公演として第3部、「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」の「道明寺」を上演。それぞれ父をしのび、当代仁左衛門と坂東玉三郎が共演する。

 「ああ帰ってきた、という思いがしました」。仁左衛門は1月末、福岡の太宰府天満宮を訪れ、感に堪えぬように漏らした。「菅原−」の菅丞相(かんしょうじょう)(菅原道真)は、父である十三代目仁左衛門が視力を失った晩年も、大切に演じ続けた当たり役。さよなら公演で一子相伝ともいえる特別な役を演じるとあって、「父の大親友だった喜の字屋のおじさん(十四代目勘弥)と、父の追善をご一緒できるのは本当にありがたい」と喜びをかみしめた。

 じっと動かず天神様の品格を見せなくてはならない至難の役を、当代仁左衛門はこれまで3度演じてきた。最初は父をなぞったというが、今は「技術や芸の次元ではない。身も心も神様にあずける」と超然とした心構えを話す。第2部でも「筆法伝授」で丞相をつとめる。

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「覚寿は大きな役で、覚悟が必要だった」と話す坂東玉三郎=東京・東銀座(岡本隆史撮影)
「菅原伝授手習鑑」の公演成功を祈願し、太宰府天満宮を訪れた片岡仁左衛門=福岡・太宰府

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