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田村市立都路診療所:県が常勤医派遣を中止へ 外来は継続--10年度から /福島

 県は1日、福島市で「へき地医療支援総合調整会議」を開き、2人出していた田村市立都路診療所への常勤医派遣を、10年度から中止することを決めた。派遣してきた自治医大(栃木県)の卒業医師が例年より多く後期研修を受けるため、医師数が限られるのが理由。同診療所は3月から入院病床を休止したが、市が常勤医1人を確保したため、4月以降も外来診療は継続する。

 県医療看護課によると、同診療所への派遣は87年度から続き、89~09年度は2人出していた。10年度は、南会津病院などへき地医療拠点病院への医師確保も必要なこともあり、派遣中止とした。只見町国保朝日診療所の2人、南会津地方広域市町村圏組合地域医療支援センターの1人は継続する。田村市保健課は「県内は医師不足にあり、受け入れるしかない。医師の募集を継続し、2人以上確保できれば入院病床を再開したい」としている。

 また、同日開かれた県の「医師派遣調整会議」では、県立医大から公的病院に派遣される非常勤医師の10年度の配置が決まった。26病院から、制度が始まった06年度以降で最多の176人の要望があったが、今年度と同じ33人を16病院に派遣することにした。医師不足が深刻な相双地区には13人と重点配分した。【松本惇】

毎日新聞 2010年3月2日 地方版

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