1日、添田町議会の全員協議会に出席後、記者会見をした同町長で県町村会長の山本文男被告(84)。前副知事中島孝之被告(68)に現金100万円を渡したことに関し、3期目の就任祝いと、県後期高齢者医療広域連合設立に絡み「町村側を有利に片付けてくれた」(山本被告)などと理由を説明した。会見での主なやりとりは次の通り。
‐県町村会の会長職を辞する考えはないか。
「会長職をどうするかについては、町村会が話し合っている。皆さんの言われるままでいい。町村会の意向に従いたい」
‐自ら辞める考えは。
「必ずその話が向こう(町村会)からある。代表(職務代理者)と話していないのに余計なことを言うと迷惑をかける」
‐全員協では「添田町には何ら迷惑をかけていない」と発言したが。
「町自体に悪いことをした覚えはない。町民には申し訳ないのと同時に、心配していただいているのを感謝している」
‐町民の意思を聞くのは出直し選挙がふさわしいのではないか。
「(選挙をする気は)ありません」
‐町長職にとどまる理由については。
「40年間町長を務めてきたが、自分では精いっぱい、添田町の振興のために頑張ってきた。それを継続していきたい。私の後に誰がなるか知らないが、同じように継承していただけることが必要と思う」
=2010/03/02付 西日本新聞朝刊=