ハーバード大学のジョセフ・ナイ教授のニューヨークタイムズへの寄稿
「一問題より大きな同盟」 鳩山政権の普天間移転問題に米国が強攻策をとるのは賢くないと指摘 外圧はあまり重要でない問題(普天間問題)が 米国の東アジアに対する長期戦略を損なうと警告した 中国の動向が長期的な課題であり、北朝鮮核問題が残る東アジアで 平和の維持には「日本の寛大な支援を受けた米軍の存在」が最善の策だ 米国が鳩山政権の足を引っ張り日本の反米感情が高ずれば それこそ同盟は危機を迎えると思う。 この寄稿の後のクリントン長官の発言 普天間問題は日米関係全体から見れば一部であり、他に取組むことが沢山あると 述べているのもジョセフ・ナイの論文の反映だろう。
もともと普天間問題は95年の海兵隊による少女暴行が発端であり 沖縄の負担軽減策として全面返還が約束されたものである。 それが、いつの間にか自公政権は県内北部への巨大基地建設ーと摩り替えられた とても納得できる話ではない。 |