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高島屋 関西最大級 飲食店街で集客

飲食店街「なんばダイニングメゾン」 高島屋は24日、3月2日の大阪店東側増床オープンに先立ち、関西の百貨店では最大級の規模となる飲食店街「なんばダイニングメゾン」を報道陣に公開した=写真(飯田英男撮影)。7~9階の3フロア約7400平方メートルに人気店35軒が出店し、食い倒れの町・大阪にふさわしい食の名所が生まれる。

 同飲食店街は、大阪の「高麗橋吉兆」などの高級店をはじめ、大阪のお好み焼きの名店「福太郎」や京都の人気店「グリルキャピタル東洋亭」など仕事帰りの一杯から接待やディナーまで、幅広いジャンルの店舗を誘致。「ミシュランガイド・京都大阪2010」に掲載された大阪のフレンチレストラン「リュミエール」や、山口県下関市のふぐ料理の老舗「春帆楼」など35店のうち12店は、商業施設への出店が初めて。営業時間も午後11時(一部店は午前0時)までと、これまでより3時間延ばした。

 飲食店街の企画・運営にあたる高島屋のグループ会社、東神開発(東京都世田谷区)は、東京都世田谷区の玉川高島屋ショッピングセンター(SC)など大規模SCの開発を手がけてきたが、百貨店の店内施設を企画段階から手がけるのは初めて。

 「買い物のついでに食事ではなく、食事を目的に来てもらい、ついでに買い物もしてもらえるような魅力のある施設をつくった」と東神開発の花澤正雄常務が話すように、百貨店の消費が低迷するなかで、集客力のある飲食店街で来店客の拡大を図るのが狙いだ。

 高島屋大阪店の売り場面積は、従来の約4割増の7万8千平方メートルとなり、昨年11月に北館を開業した大丸心斎橋店と並ぶ関西最大級の百貨店として、増床オープンする予定。増床により平成23年度に約320億円の増収効果を見込んでいる。
 

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