2010年3月2日 13時9分更新
岡山市の後楽園は、開園記念日の2日、入園料が無料になり、朝から大勢の人たちでにぎわいました。
岡山市北区の後楽園は、江戸時代中期に岡山藩主の池田家の庭園として作られましたが明治17年の3月2日に池田家から岡山県に譲られ開園式が行われたため、この日を開園記念日に定めています。
2日は入園料が無料となったほか、午前10時からは近くの幼稚園児を招待してもちつきが行われました。
もちつきには後楽園内で収穫されたもち米が使われていて、およそ10分でつきあがると、きな粉をまぶして園児と来園者にふるまわれました。
園児らは元気よく「いただきます」といって笑顔でもちをほおばっていました。
園児の1人は「つきたてのもちを食べるのは初めてでおいしいです」と話していました。
2日は園内で扇を的に向けて投げる江戸時代の庶民の遊び、投扇興の体験会や茶会なども行われ、訪れた人たちはふだんとひと味違った後楽園を楽しんでいました。