広島原爆本を販売中止=新たに信ぴょう性に疑問−米出版社
3月2日15時50分配信 時事通信
【ニューヨーク時事】広島への原爆投下をめぐる米作家チャールズ・ペレグリーノ氏の新著に作り話が含まれていた問題で、出版元のヘンリー・ホルト社は1日、新たに信ぴょう性が疑わしい記述が見つかったとして、販売を中止し、返金に応じる方針を明らかにした。ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)などが報じた。
問題のノンフィクション作品「ザ・ラスト・トレイン・フロム・ヒロシマ(広島からの最終列車)」に対する追加調査で、同書に登場する聖職者2人が実在するか確認できず、ペレグリーノ氏本人にも学歴詐称の疑いが浮上。同氏は疑問に満足に答えられなかったという。
1月に出版された同書はこれまでに1万8000部が印刷されたが、先月、原爆投下機「エノラ・ゲイ」に随伴した観測機に乗っていたとして同書の中で証言した人物が、乗組員でなかったことが判明。ペレグリーノ氏は該当個所を訂正する意向を示していた。
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最終更新:3月2日18時41分
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