【政治】前原国交相に首相が口頭注意 個所付け問題で処分2010年3月2日 夕刊 鳩山由紀夫首相は2日午前、民主党が公共事業予算の「個所付け」方針を地方自治体に伝えた問題で、前原誠司国土交通相を口頭注意した。閣議後、前原氏に「今後、こうした無用な混乱や誤解を招くおそれを生じさせることがないようにしてほしい」と指示した。 前原氏はこの後の記者会見で「情報を党に提出したことは、法律的な面、大臣規範を含めて問題がなかったと思う」と釈明した。その上で「情報が県連から自治体に流れたのは想定外だった。取り扱いについて十分な周知徹底がされなかったことは私に瑕疵(かし)があった。処分は厳粛に受け止めたい」と述べた。 鳩山政権で大臣が処分されたのは、昨年11月に国内総生産(GDP)速報値を公表前に漏らした直嶋正行経済産業相を、平野博文官房長官が厳重注意して以来。
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