山口県かるた協会と山陽小野田かるた協会主催の第2回「県初心者かるた大会」(山口新聞社など後援)が27日、山陽小野田市中央の須恵福祉会館で開かれ、山陽小野田、下関市などの小中学生を中心に41人が参加した。
覚えている百人一首の札数、競技経験の有無などのレベルごとに5級に分かれ、各級4人1ブロックのリーグ戦で競技。各ブロックで優勝者を決めた。畳に正座した選手たちは、目の前の札をじっと見つめて暗記。読み手が上の句を読み上げると、素早く手を伸ばして札を取るなど、白熱した試合を繰り広げた。
大会は、全県に小倉百人一首かるたを普及させようと、昨年から山陽小野田市で開催。同市は、1972年から4年連続かるたクイーンに輝いた今村美智子さん、81年に初代永世クイーンになった久保久美子さんを輩出するなど、かるた競技が盛んな歴史を持つ。県かるた協会の野村正孝会長は「昨年より参加者は多い。子どものうちからかるたに親しみ、仲間づくりをしてほしい」と話していた。 |