空気が冷たいのと、四ケ伝という、わりと長くて難しい点前の日だったため、お昼くらいに炭が弱くなりました。
先生が、炭をつぐために釜を外したとき、「こんなに、とぼっちゃって」とおっしゃり、
「とぼる」という初めての言葉に遭遇。
聞くと、消えて無くなってしまった状態のことで、昔は皆さん「火がとぼる」とか、わりと普通に使っていたとのこと。
「乏しい」と関係ある言葉なのかしら?ということだったので、Yahoo辞書で確認しても、
とぼ・る【▽点る/▽灯る】
[動ラ五(四)]ともしびなどに火がつく。あかりがつく。ともる。
「町々の提灯は美しく―・った」〈藤村・千曲川のスケッチ〉
しか出てこない。逆よね。
どういう語源なのか、不明だけれど、響きが素敵な言葉だから、使ってみたいと思い、使えるシチュエーションを考えました。
が、なかなか無いことに気付いて、不思議。
「財布の中身がとぼった」とか?
写真は、好きで集めてしまうフクロウ。
「不苦労」「福ろう」