飲酒運転根絶へ 県警がマニュアル発行

2010年3月2日 09時45分この記事をつぶやくこのエントリーを含むはてなブックマークLivedoorクリップに投稿deliciousに投稿Yahoo!ブックマークに登録
(4時間54分前に更新)

 県警が飲酒運転根絶に向けた取り組みを強化している。イラストの多用で「分かりやすさ」に力を置いた「飲酒運転根絶活動マニュアル」作成や、専門家ら22人を「飲酒運転根絶アドバイザー」に委嘱した。マニュアルについて1日に発表した県警交通部は「全国でも初めてではないか」とし、活用を呼び掛けている。

 マニュアルは事業所や企業向け。昨年10月に施行された県条例、専門機関のリストなどを掲載。「基礎知識アラカルト」では関係法令やアルコールが人体に与える影響、免許取り消しを受けた人へのアンケート結果などを解説。7000部を発行。県警ホームページ上でも閲覧可能だ。

 島言葉も取り入れ、読みやすさを工夫した県警交通部の渡具知辰彦参事官は「マニュアルを活用し、ルールを守ることの大切さを広げたい」と話した。

 県警は同日、医師や断酒会関係者ら専門的な知識を持つ22人を「飲酒運転根絶アドバイザー」に委嘱。講演を通し啓発に取り組んでもらう。県断酒連合会の村吉政秀さん(48)は「経験を通し正しい知識を伝えたい」と意欲を述べた。

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