“3大王者参戦”で壮絶1億円争奪戦
ネタ動画コンテスト「S‐1バトル」年間王者を争う「S‐1グランドチャンピオン2010」(19日)の組み合わせ抽選が1日、都内で行われ、M‐1王者(パンクブーブー)、キングオブコント王者(東京03)、R‐1王者(あべこうじ)の特別招待が電撃発表された。生放送に合わせたルールは、映像だけでなくネタの生披露もOKとなった。同日、2月王者に決定したなだぎ武(ザ・プラン9)(39)をはじめとする昨年3月からの月間王者11組、敗者復活枠を加えた計15組による賞金1億円の争いは大混戦となりそうだ。
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豪華に勢ぞろいした11組の月間王者がア然とした。1年間続いた「ネタ動画」がまさかの白紙になった。19日午後7時から日本テレビ・読売系で生放送される最終決戦のルールは、生ネタもOKの“何でもあり”に決まった。さらに、3大王者のシード参戦が電撃決定。各月1000万円ずつ稼いできた実力者たちも、突然の超強力ライバル出現に「聞いてないよ〜」状態に陥った。
そこからは月間王者たちの怒りで?会見場は無法地帯に。千原ジュニア(35)とともに10月王者に輝いたケンドーコバヤシ(37)が「こうなったら、(プロレスリング)ノアの(GHC王者)杉浦(貴)選手を呼べ!」と口火を切ると、出るわ、出るわ…。
7月王者の次長課長・河本準一(34)は「(鹿島)アントラーズ呼べ」とJリーグに目を向け、1月王者のタカアンドトシ・タカ(33)は「キム・ヨナを呼べ」とバンクーバー五輪女子フィギュア金メダリストの出場を要求。どさくさで?なだぎからはV候補の12月王者・陣内智則(36)に対し、「前席に前の嫁ハンを陣取らせて、プレッシャーをかける」というキツい予告も飛び出した。
そもそも昨年1月、S‐1開催を発表したソフトバンク・孫正義社長(52)は漫才、落語、コントとジャンルを問わない“笑いの総合格闘技”を標ぼうしていた。夢の賞金1億円を懸け、より激しい3分間のバトルが幕を開ける。