2010年 3月 1日
チリ地震でAMDAが医師派遣
南米のチリで起きた大地震の被災地で医療支援を行います。岡山市の医療ボランティア団体AMDAが1日、医師ら2人を現地に派遣しました。派遣されたのはAMDAの津曲兼司医師と森田佳奈子調整員の2人です。2人は、チリに隣接するボリビアの支部で外国人医師と合流し、医療器具などの準備が整いしだい現地入りし応急処置や手術などにあたるということです。チリ地震では700人以上が亡くなったほか、現在も多くの人ががれきの下敷きになっていると見られています。今回の派遣は約2週間でAMDAではその後も、状況に合わせた支援を行っていくということです。

岡山県の宇高航路連絡調整会議
玉野市の宇野と高松を結ぶ宇高航路の廃止問題で岡山県が設置した調整会議の初会合が1日、開かれ、航路存続を国に求めていくことを改めて申し合わせました。この問題をめぐっては先月26日に開かれた協議会で国から「別航路の活用」など3つの案が示されています。古矢副知事をトップに関係部署で構成する1日の会議では、国の提案は具体性に欠けるものとして、あくまでも存続を強く求めていくことを申し合わせました。また航路が廃止された場合の物流面などの影響調査を行い、今週半ばをめどにとりまとめることにしています。国の協議会は今月6日に2回目の会合が開かれますが、岡山県では香川県など3つの自治体と航路存続に向けた共同の提案ができないか協議することにしています。

岡山県の公立高校で卒業式
卒業シーズン到来です。岡山県のほとんどの公立高校で卒業式が行われ、卒業生たちが思い出の詰まった学び舎を巣立ちました。このうち全校生徒が81人と岡山県立高校の中で最も少ない真庭市の蒜山高校では蒜山地方に伝わる怪物、「スイトン」が式場の入口で卒業生を迎えました。在校生の有志が作ったもので、卒業生にふるさとを忘れないでほしいという願いが込められています。式では鳥取哲郎校長が「笑い・感動・感謝・生き生きワクワクした気持ちを大切にしてほしい」と式辞を述べました。今年度の卒業生は33人。生徒数の減少が続いていて、来月、新入生が30人以下であれば、学校再編で、勝山高校に編入され、蒜山高校の名前がなくなることが決まっています。1日、卒業した33人は進学と就職で全員、進路が決まっているということです。

カンコースタジアム除幕式
桃太郎スタジアムの愛称で親しまれてきた岡山県総合グラウンドの陸上競技場の名称が1日からカンコースタジアムとなりました。競技場の西側入り口では石井知事らがカンコースタジアムと書かれたプレートを除幕しました。またメインスタンドや案内板など約40カ所に書かれた競技場の名前がカンコースタジアムに変えられました。カンコースタジアムは岡山市の制服メーカー、尾崎商事が命名権を取得し、自社のブランド名から名付けたもので、契約は年間1000万円で5年間です。岡山県は去年9月、財源確保のために3つの施設の命名権を募集しました。しかし応募は陸上競技場の尾崎商事1社のみで桃太郎アリーナ、マスカットスタジアムの2施設には応募がありませんでした。県では2つの施設について契約料などを見直し、景気の動向を見ながら再募集する方針です。

丸亀市で重体ひき逃げ事件
1日朝早く、丸亀市で男性が車にはねられ重体となるひき逃げ事件がありました。警察は、現場の遺留品からはねたのは大型トラックとみて行方を追っています。1日午前3時50分ごろ、丸亀市原田町の国道で、男性が路上に倒れているのを車で通りがかった女性が見つけて警察に通報しました。男性は年齢50歳から60歳くらいで身元が分かっておらず、頭などを強く打って重体です。警察は、現場の状況から男性は車にひき逃げされたとみて捜査しています。現場にはタイヤのブレーキの跡や車幅灯と見られるプラスチックの破片が見つかっていることから警察は、逃げた車は大型トラックとみて行方を追うとともに男性の身元の確認を行っています。