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萌え系絵馬に英霊戸惑う!? 宮城県護国神社「成り立ち理解を」 (2/3ページ)
このニュースのトピックス:萌え〜
同神社は、伊達政宗の騎馬像などでも知られる仙台城跡に明治37年、招魂社として創建された。現在は宮城県出身の戦没者を中心に約5万6000柱の英霊が祭られている。
これまでは観光とあわせて訪れる中高年の参拝客が多かったが「1、2年前から若い女性の姿が多く見られるようになり、こうした絵馬も掛けられるようになった」と菊池さん。特に長期休暇中は1枚800円の絵馬を購入し、喜々として筆を振るう若い女性観光客の姿が目立つという。
愛知県から夫婦で仙台観光に来たという男性(55)はイラスト絵馬を見て「今の若い人は戦争のことなど知らないから、護国神社のことも分からないだろう」と言いつつ、「面白いことやっているねえ」。
一方で、否定的な意見も。一部の参拝者からは「御英霊に失礼ではないか」「不謹慎ではないか」という声が神社に寄せられているという。
実は、同神社裏手には、政宗を祭る「浦安宮」があるのだが、ここを訪れる参拝者はほとんどいない。菊池さんは「絵馬に何を書くかは私たちが関知するところではない。政宗公ゆかりの地ということで仙台を訪れ、喜んでくれているわけだし、イラストをみて楽しんでいる人たちもいる。正直なところ困惑はしているが…」と複雑な表情だ。