(cache) 「プリキュア録れない」　津波警報１時間遅れる

　ｈｏｍｅ　>　社会　>　事件・事故

Kyoko Shimbun 2010.03.01 News

　「プリキュア録れない」　津波警報１時間遅れるこれは嘘ニュースです

ソーシャルブックマーク

　先月２７日に起きたチリ沖大地震による津波警報の発令が当初予定していた時刻より大幅に遅れたことについて、「津波のテロップが出るとアニメ録画の妨げになる」との苦情が殺到したためであることが、気象庁関係者の証言で明らかになった。

　この気象庁関係者の話によると、当初は津波到着予想時刻の約５時間前にあたる午前８時３０分に津波警報を発令する予定だったという。

　だが、朝の報道番組の中でこのことが伝えられると、「８時半から『ハートキャッチプリキュア！』をブルーレイに録画するから発表を遅らせろ」「『プリキュア』にテロップを入れたらミサイルを送りつける」などの苦情が気象庁に殺到した。

　これに対し気象庁は、津波の到着時刻がほぼ確定していることや、避難勧告など各自治体による事前の対策が十分に行われていたことから、発表を１～２時間程度遅らせることは可能だと判断。警報の発令を予定より１時間遅らせた午前９時３３分に行った。

　日曜日の午前７時から１０時にかけては特撮番組やアニメ番組が集中しており、中でも特に午前８時３０分から放送の「ハートキャッチプリキュア！」は子ども層から一部の特殊な大人まで幅広い人気を集めている。また北朝鮮の金正日（キム・ジョンイル）総書記が毎週楽しみに見ていると先月韓国に亡命した側近が証言したことで、海外でも知られるようになった。

　今回の措置について気象庁は「警報発令は当初の予定通り行われた」として公式には認めておらず、コメントも避けている。

　写真＝アニメ「ハートキャッチプリキュア！」

＜＜前の記事　　　　　事件・事故　　　　　次の記事＞＞