(cache) 中国、邦人学者の入国拒否 カーディル氏支援理由か - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 中国、邦人学者の入国拒否 カーディル氏支援理由か

     【北京共同】中国から海外に逃れたウイグル人の研究をしている中央大の水谷尚子講師(43)が27日、中国人作家と会うために中国を訪問しようとしたところ、北京空港で入国管理当局により拒否され、日本に強制送還されたことが分かった。

     水谷講師が昨年7月、亡命ウイグル人組織「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル主席(米国在住)の訪日活動を支援したことが理由とみられる。北京の日本大使館によると、中国で日本人が入国を拒否されるのは珍しい。

     水谷講師によると、入管は入国拒否の理由を説明しなかった。航空機が北京空港に到着後、直ちに別室に連行され、約2時間尋問を受けた後、日本に戻る便に乗せられた。

     水谷講師は「まるでテロリストのような扱いだった。私は日本では対中穏健派の研究者なのに中国は勉強が足りない」と残念そうに話した。

     昨年7月、中国新疆ウイグル自治区ウルムチで起きた大暴動で、中国政府はカーディル氏を「暴動の扇動者」「犯罪者」などと非難。同月末に訪日した際、水谷講師は身元保証人となっていた。

     水谷講師は中国人作家がウイグル人について書いた著作の日本語版出版の打ち合わせや新疆への旅行のため、訪中する予定だった。

      【共同通信】