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【芸能・社会】

アリス「ただいま〜!!」 解散ライブ以来29年ぶり後楽園

2010年3月1日 紙面から

熱いステージを披露したアリスの(右から)谷村新司、堀内孝雄、矢沢透=東京・水道橋の東京ドームで(高嶋ちぐさ撮影)

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 昨年春に再結成した伝説のグループ、アリスの全国ツアーの集大成となる東京ドーム公演「明日への讃歌」が28日、東京・水道橋の同所で開かれ、谷村新司(61)らメンバー3人、合わせて182歳の熱い歌と演奏に約4万5000人のファンが熱狂した。

 ツアーは昨年夏から全40公演を開催。10万人以上のファンを動員した。ドーム公演は「ツアーに来られなかったファンのために」と企画された。

 東京ドームは後楽園球場時代の1981年11月7日、アリスが解散コンサートを開いた思い出の地。29年ぶりに水道橋のステージに帰ってきた谷村は「みんなただいま〜!!」と笑顔であいさつ。堀内孝雄(60)は「同じ場所にまた立っているんだ」としみじみと感激にひたった。

 ステージは「あなたのために」などデビュー当時の懐かしい曲から、「冬の稲妻」「今はもうだれも」など、おなじみのヒットソングへと流れた。センターステージのほか、よりファンに近づける場所で、とアリーナ中央にも円形ステージを設けた。

 谷村、堀内のツインボーカルに矢沢透(61)のキレのいいドラムが絡む。結成39年目。お互いを知り尽くしたトリオならではの歌が2つのステージから繰り出された。

 中盤にはギタリストの押尾コータロー(42)、坂崎幸之助(55)、真心ブラザーズらアリスを慕う6組の後輩が登場するコーナーも。それぞれがお気に入りのアリスナンバーをメンバーと歌い、盛り上げた。

 ラストはツアー中に作った「GOING HOME」を全員で大合唱した。今後の活動は未定だが、堀内らは「まだまだ、もうしばらく頑張ります!」と力強く宣言。新たな伝説作りに向けて意欲満々だった。

 

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