首相「党通じた伝達は甚だ遺憾」 個所付け問題で鳩山由紀夫首相は1日午後の衆院予算委員会で、民主党が公共事業の予算配分(個所付け)方針を地方自治体に伝えた問題について「本来なら国土交通省から自治体に伝わるべき情報が、党を通じたことで予期せぬ事態になった。甚だ遺憾だ」と述べた。 平野博文官房長官は予算委でこの問題に関する調査結果を公表。自治体に伝達された情報について「おおむね類推できる内容であり、近く自治体に説明する予定の情報だった」と述べ、秘密漏えいには当たらないとの認識を表明。「一部の利益を図る意図はなかった」として利益誘導との見方を否定した。 その上で「自治体に無用な混乱や誤解を招く恐れを生じさせ、遺憾と言わざるを得ない」と陳謝した。民主党の海江田万里氏と社民党の中島隆利氏への答弁。 【共同通信】
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