十勝毎日新聞社ニュース
石川議員、辻立ち再開 「また一からやり直す」
十勝大橋での辻立ちを再開した石川知裕議員(1日午前7時半、折原徹也撮影)
民主党を離党した石川知裕衆院議員が1日早朝、音更側の十勝大橋のたもとで約3カ月ぶりに「辻(つじ)立ち」を再開した。道行くドライバーに、「政治とカネの問題は皆さんにおわびし、反省し、一から出直さなければいけない。今後の政治活動で不信を払しょくする」などと訴えていた。
石川議員は午前7時すぎ、宣伝カーを伴って十勝大橋のたもとに到着。民主党の三津丈夫道議、市議ら5人も応援に駆け付け、演説は1時間余り行われた。
「また一からやり直す。今回の経験を糧に多くの有権者の思いに再度応えていきたい。裏切られたと思う方には、まじめに活動することで信頼を取り戻す」と強調。「秘書時代、犯罪に手を染めることを考えて仕事をしていたことは全くない」と、一連の事件について悪意は否定した。
無所属での活動については、「企業・団体献金を受けることはできない立場になるが、有権者の浄財によって政治活動し信頼回復に努める。街頭に立って再度皆さんに訴えながら衆院議員として活動する」と決意をにじませた。
報道陣の取材にも応じ、「西松建設事件から波乱万丈の1年間。不注意で拘置所に入ったのは不徳の致すところだが、見えてきたものもある。人生で一回り大きくなる肥やしにしたい」と語った。国会活動のため同日上京した。(岩城由彦、中津川甫)