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【大相撲】元朝青龍関の眼鏡は自らデザイン 本紙に明かす2010年2月28日 紙面から ニューヨークから24日に再来日した元横綱朝青龍関(29)。胸元を開けたいでたちとともに、白ぶちメガネが注目を集めた。ブランド名は「Less Than Human」。元朝青龍関は27日、本紙の取材に「23回目の優勝を決めたときに、このブランドの社長と話し合ってデザインした。どう?」と明かした。デザイナーのセンスも光る元朝青龍関。ビジネスとともに、こちらでも世界に羽ばたくかもしれない。 スーツ姿もビシッときまっていた元朝青龍関だが、細かいところにも気を配るあたりは本物のおしゃれだ。ニューヨークから24日に到着したときの元朝青龍関。笑みを振りまく目元にあった白ぶちメガネに周囲の視線がくぎ付けとなった。 そのデザインをしたのは元朝青龍関自身だった。4日に現役を引退。5日にハワイへ向けて出発した元朝青龍関。その後はロサンゼルス、ニューヨークと休暇とビジネスを兼ねた長旅をしてきた。その間は報道陣に対してずっと無言。24日に再来日してからも無言を通してきた。 だが、このメガネはよほど気に入っているものなのか、本紙の取材に対し口を開いた。「23回目の優勝を決めたときに、このブランドの社長と話し合ってデザインした。どう? 色も自分で決めたんだ」。知人だった社長とのコラボで、23回目の優勝をした2009年初場所後に、デザイナーとしてデビューしていたわけだ。 そのブランドは「Less Than Human(レス・ザン・ヒューマン)」。日本語に直訳すると「人間以下」となる。元朝青龍関と人間以下…。そこだけ取るとこうなるが、もちろん悪い意味ではない。 同社のホームページには「人間の下には何も存在しない」というコンセプトが記されている。グローバルな元朝青龍関にはぴったり。今回のメガネデザインをきっかけに、デザイナーという新たな顔を持つ可能性も膨らんできた。 (岸本隆)
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