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イトーヨーカ堂、4月から一部店舗で営業時間短縮
流通大手セブン&アイホールディングス(HD)傘下のイトーヨーカ堂が、4月1日から一部の店舗で営業時間を短縮し、閉店時刻を1時間早めることが分かった。景気低迷による売り上げ不振に対応する措置。百貨店業界ではすでに伊勢丹、三越、高島屋などが営業時間短縮を決めており、大手スーパーにも同様の動きが広がる可能性がある。
セブン&アイHD広報センターによると、閉店時刻を早めるのは郊外店を中心に約80店舗。主要駅や住宅地から離れた幹線道路沿いに立地し、夜間の利用客が比較的少ないため、閉店時刻を現在の午後11時と午後10時から、それぞれ午後10時、午後9時に変更する。すでに各店舗では店内ポスターなどで利用客への告知を進めている。
イトーヨーカ堂では平成16年から、営業時間を個々の店舗の裁量に委ねており、当初は営業時間の延長に踏み切る店舗が多かった。その後、18年には集客の傾向を分析して営業時間を短縮する店舗もあったが、今回のような大規模の見直しは異例。
同社広報センターは「夏季には営業時間を再び延ばす可能性もある」と話している。