受験・入試

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合格祈願お守り:これで「ウン」がつく!? ゾウのふんで--宇都宮動物園 /栃木

 「受験生にウン(運)がつくように」と、宇都宮動物園(宇都宮市上金井町、荒井賢治園長)はゾウの「宮子」のふんから作った「合格祈願お守り」を今月から配布している。

 4年ほど前、荒井園長がゾウの飼育研修でタイを訪れた際、ゾウのふんで作られた紙が商品化されていることを知ったのがきっかけ。不純物を取り除いたふんを煮て、紙漉(す)きをすることで紙ができるなど、作り方が比較的簡単なことから、「ただ紙として来園者に配るだけでは味気ない」(荒井園長)と、同園従業員の中村亜矢子さん(25)とお守り作りを思いついた。

 「運」をつけてもらうほか、「ゾウが神聖な動物とされていることと、紙(神)頼みという意味も込めた」と荒井園長は話す。お守りは3年ほど前から配り始めた。インターネットなどでお守りのことを知った他県の受験生からの問い合わせもあり、昨年は1000個ほど配布した。お守りは来年2月末までの予定で、同動物園内遊園地の乗り物売り場前で来園者に無料配布している。中村さんは「受験生には息抜きに動物園に来てもらって、『受かるゾウ』という気持ちを持ってほしい」と話している。【岩壁峻】

毎日新聞 2009年12月6日 地方版

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