■フェアトレードについて

フェアトレードのチョコは売店で購入できます。

 以前「おいしいコーヒーの真実」というDVDを観て、
お店のコーヒー1杯419円(日本の平均価格)のうち、
タンザニアのコーヒー農家が受け取るのはたったの
0.4%(1.7円)という事実を知り、愕然としました。

 コーヒーに限らず、ブランドの衣料や靴を作る為に、
発展途上国でたくさんの労働者が過酷な労働を
強いられ、不当に安い賃金で搾取されているという
問題は、数年前からNGOや市民グループ、研究者
などから指摘され、批判されてきました。

 「フェアトレード活動」はヨーロッパで芽生えます。


コーヒー豆や紅茶の茶葉など。

 「フェアトレード」とは、途上国の生産者を対等な
パートナーとし、適正な価格で継続的に取り引きを
してフェア(公平)なトレード(貿易)を目指すという
取り組みです。

 経済的な自立を支援する事で貧困問題の解決を
図り、文化や伝統、そして環境を守ることもできる
倫理的な国際貿易として、近年注目されています。

 自森の森食堂でもフェアトレードの有機栽培豆を
使用したコーヒーや、色々な種類のチョコレートを
売店に揃えています。


フェアトレード講演会の様子です。

他にも寮生の朝食に出すダージリン・ティーの茶葉、
チャツネやカレーの香辛料、蜂蜜やドライフルーツ、
パウンドケーキに入るナッツ類など様々な商品を
取り扱っています。

 日本はまだフェアトレードの歴史が浅く、認知度も
まだこれからといった所ですが、自由の森では
社会科の授業で取り上げられたり、実際にフェア
トレードの活動をされている学外の方々を招いて
講演会を催したりする事もあり、生徒達の関心は
高まっています。

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