■生ごみについて

食堂の生ごみ処理機です。

 発ガンを促進させる有害物質としてダイオキシンが
広く知られていますが、実はその排出場所の9割が
ごみ焼却施設です。

 本来ならダイオキシンが発生するごみ焼却施設は
取り除かれるべきなのですが、近年、日本の生ごみ
排出量は増加の一途をたどり、家庭や給食センター
などから排出される生ごみは、年間2000万tを超えて
います。
 それらはもはや国が処理できる量を上回っており、
大量の生ごみを処理するのに、ごみ焼却施設は必要
不可欠な存在になっているのです。


一度に50kgの生ごみを分解できます。
 食堂では時代に先駆け、1994年に業務用の
生ごみ処理機を設置しました。

 以来、食堂から排出される生ごみの100%が
この機械で処理されています


 最近では環境問題に関心を持つ同業の方々が、
団体で見学に来られます。
 処理された生ごみは良質な有機肥料となり、
野菜を届けてくれる生産者の方や、地元で農業を
営んでいる方々が、喜んで持ち帰ってくれます。

生ごみを全く出さない、素晴らしいリサイクルです。

中央のダクトから暖かい堆肥が出てきます。
サラサラしていていい香りがします。


「廃食油と洗剤について」 次のページへ >