Smackproof

February 27, 2010

ラミュエラに越してきた。
越してきた、とゆってもパーネルの家もそのままだけどね。

apemanというひとが発端になった(コップのなかの)騒ぎをやっと今日になって少しだけ追いかけてみて驚きました。
なんじゃこれは、と思った。

ひどいもんだな。

まだ肝腎の猿のブログは読んでいないが。

わっしはkamayanというひとは意外とまともそうだ、と考えたので自分のおぼろげな記憶をたどってみて、たしか岩川隆の本の後書きからたどっていったのだった、と考えて、そのとおり書いた。その頃、BC級戦犯の話をまとめて読んだのだったが、自分の記憶のなかでは岩川隆だか上村冬子だか誰だかの本に「ごぼうのせいで処刑された日本人」の話が出て来て「そんなことがあるだろうか」と考えたのでした。
日本側にあたってみると、それは「都市伝説」である、という。
東京俘虜収容所第四分所の片山謙五伍長というひとの例が誤伝されたのだろう、という。
そーなのか、と考えました。

英語側にもどっていろいろな本を読んでみた。図書館のDBのなかからそれらしいものを拾ってきて、当時の裁判記録のなかに「木の根を無理矢理食わされた」というのがあったので、あー、こっちのほうかもな、と考えたのでした。

だから、そう書いただけだけど。
確かめたいとおもってもロンドンまで戻らなければならないので、どーもならん。
だから、それも「どーもならん」と書いたはずであった。

なんだか、そこまで言うなら、と考えて好意で書いたことをことごとく利用されたようで、日本人の友達はみな「日本人の常套手段にひっかかったきみが悪い」というが、そういうものなのだろうか。

英語が「英作文」であるとゆわれたことに関しては(わっしが、これについて真剣に怒っていたら妹には大受けに受けたが)、驚きを通り越して唖然としてしまいました。

なんという傲慢さだろう。ほとんどマンガ的な傲慢さです。

いま見てみると、日本語ブログのなかに混じっている英語文は、多分、2ちゃんねらーの大攻勢にあっているあいだ「バカよけ」に英語で日本人のために書いた、

「UTADA HIKARU」

http://moa2008.wordpress.com/2008/05/13/utada-hikaru/

「YAKISOBA」

http://moa2008.wordpress.com/2008/05/18/yakisoba/

「The Price Of Petrol」

http://moa2008.wordpress.com/2008/05/19/the-price-of-petrol/

と、あと実際には途中まで日本語で書いたものを英語に書き直して、それをまた日本語にもどすのは面倒くさいので英語のまま掲載した「捕鯨2」があるだけです。
このうち、英語人のために書いた英文は、
「「The Price Of Petrol」」にコメントをつけてくれたStanというひとに返答を書いた
Hi Stan,
Auckland is a large city that is very spread out. However if you were in a suburb close to the central city like Ponsonby or Parnell then you could walk to downtown but the walk might not be so comfortable with all the car traffic about as it is designed as a car city. Slightly hilly city.
Christchurch is basically a flat city and if you were in the northwest side of the city, in say Fendalton you could walk to central city easily. Called the garden city so very green.
Queenstown is very walkable, a small town in the south with skiing and outdoor sports being the main focus of this tourist town.
Dunedin is a hilly university town in the south and very walkable, lots of beautiful old homes but cold in winter.
Wellington is a very compact city, the capital. Hilly. Haven’t spent much time there but I would imagine that it would also be a good option. Has a reputation for wind.
International airports are in Christchurch and Auckland.
Wellington, Dunedin and Queenstown airports allow international flights from Australia.
City council pages might give you a better feel for the city or town and comes with lots of information and maps.
Auckland is so big it is made up of 4 councils or cities: Auckland, Manukau, North Shore and Waitakere.
というコメントだけでしょう。

いま読み直しても外国人(日本人)向けに書かれた英語はどれも、教科書に載せても恥ずかしくない、と思うくらい良く書けておる(^^)

どーして、これをあげつらって「下手な英作文」というひとがうじゃうじゃといっぱいいるのかわかりません。

わっしを「限りなく黒に近い」と正気とは思えないほど失礼極まることを書いてはいるが全般にはまともそーな小烏丸とかに、これらの英語のどこがおかしいと思うのか教えて欲しいと思います。
(わっしは、あなたが考えているように嘘つきでバカなので英語で書いてきてくださいね。他人の英語を云々するからには、そのくらいは最低の礼儀だと思う。もし、その英語が自然な英語にせめて近いものでなければわっしは小烏丸さんというひとを心から軽蔑せざるをえない、と考えます)

ロンドンに戻ってみて、「あっ、ほんとーに低能なapemanの言う通り、これ裁判記録じゃねーじゃん、やべー」ということになるかもしれないし、ほんとうは、裁判記録がなんであるか知っているのに黙っているかも知れないが(だって、裁判記録が仮に存在したとして、わっしが苦労して発見したものをなんで、あんたみたいに自分の都合しか考えない傍迷惑なだけの猿に教えないといけないの)、話を簡単にするために、わっしの完全な記憶違いだとして、それがなんだとゆーのだ。

記憶違いは記憶違いだけどね。
apemanの「こいつは英語国民でないと証明した」のほうは、「間違い」なんかでは全然ないapemanのうそっぱちな方法論を自白していることになるであろう。
このひとが書いていることにはなんの方法的な信憑性もないことを自分で証明しちゃったのではないだろーか。

ばかみてー。

実はゲームスレッドに書いたとおり、例によって例の如く、わっしは「ぎょっとするほど、しょーもない反応」をすることによって、その後に日本人の癖を出してかさにかかって脇が大甘の「追究」をみなで大笑いするためにわざとやってのではない、とはゆわぬ。
もう三回目(削除は3回目だが閉鎖は6回目かいの)だから2ちゃんねらーの諸君には勘づかれてしもうたが。

前から公言していたとおり、わっしは「いつか2ちゃんねらーが特殊なバカの集まりだと言うのは絶対日本人の言い訳で、あれは日本人の『本音』なだけです、ということを証明してあげよう」と公約していたわけだが、わっしは今回の「はてな」の反応を見れば、日本人の議論の「論理」というものの好い加減さ恣意性、デタラメさは2ちゃんねるに限ったことでないのがわかったと思います。

ここは主にリアルの世界の日本人のお友達相手に書いているので、わっしと面識のないひとにはわかりにくいだろうが、わっしのゆったとおりやん。
わっしがゆうたとおり、国ごと「国防婦人会」でしょう?

日本のひとの議論って、事実と向き合うのではなくて、「自分の主張を正当化するために事実を材料に使う」ところに特徴があると思いますが、あとは感情にまかせてわあわあ言い立てているだけで、なにがやりたいのか全然わからない。

なにをしようとしているのか、まったくわからない。
apemanが、わっしの英語を「ネイティブでないと証明した」と勝ちどきをあげる論法をまともな人間が見れば日本人が「南京虐殺はなかった」と言い立てる恥知らずな傲慢さがどういう種類の論理によるものかよくわかります。
史実というようなものはapemanやその腰巾着たちにかかると、自分が「あった」とおもえばいくらでも「あった」と証明でき、「なかった」と思えば「なかった」ということになる便利なものであるらしい。

しかし歴史的な事実というものは実際にはひとつしかないのでapemanのような傲慢な態度で歴史に臨むものを囃し立てている、あるいは許容している社会は、いずれはたいへんなことになると思います。
(おどし、ではないのよ)

細かいことだけど、もうひとつ書いておくと、日本では「匿名ブログ」というものは、どういうふうに受け止められているのだろう?

わっしの住んでいる世界では匿名で書かれたものなど誰もマジメに読んでいないのです。
わっしは、だから「これは面白い」と思ってこの匿名ブログを書いている。
「わっし」というマジメな文にはもっとも向かない主語を使い、実際には現実だが最も通常の人間が信じられさそうな現実を殊更にとりあげて書き、しかもそれを文章として読ませよう、というのがこのブログの元からの趣旨です。

でもapemanの妙にえらそーな態度と、それに対して「apemanさんの努力に対しては敬意を感じます」とかバカぬかして腰巾着よろしくぞろぞろくっついて歩いている何千人という日本人を見ていると日本では、なんかがヘンなよーだ、とわっしは思ってしまう。

匿名の記事がこんなに深刻に受け取られるようであるなら、わっしは日本ではみなでちゃんと意識して「匿名ブログのようなものは信用するにたりない」という習慣を確立したほうがよいように考えました。

あっ、もーひとつ、もっと細かいことで笑ってしまったことを書いておきますと、
わっしは実際に数学と哲学のあいだくらいのところにある分野の「研究者」なんです。
それがなんでこんなに問題になるのか考えてみましたが、日本では「研究者」ってエライんだな。
「研究者」というのは、ですね。なかなか情けない人種で、それは他人に「ひゃあー、あんたセンセイなんですかい。そりゃあ、すごい」とゆってもらえば嬉しいかもわからないが、でも現実問題としては字義通り「掃いて捨てる」ほどいるのね。
わっしが大学を出た国では「研究者」というのは「半分狂人な可哀想なひとたち」という意味です。日本でも同じかどうかは、
マルクスヒロシさん、

http://d.hatena.ne.jp/DrMarks/

のようなひとに訊いてみるとよい。

apemanというひとには「研究者」というものに子供のような憧れがあるようだが、
そんなかっこええものではないのです。

もっとも、わっしは片手間の投資のそのまた片手間に「シンタクス」とか抜かしているとんでもないやつだけどな。

ここから「はてな」の住民のひとりひとりの反応をあげつらって名指しで笑いものにしようと思ったが、メンドクサイので(少なくとも今日のところは)やめた。

「はてなの住民のほうが2ちゃんねらーよりも、もっとひどい」と書いたが、一方では意外なこともたくさんあった。
わっしは、わっしの半分は悪意に満ちた悪戯にしかすぎない今回の行動に対して三桁の
「ブログを止めないで書いたほうがいい。たのしみにしているのだから」というメールをもらいました。ぶっくらこいた。
またおいおい書くように、今回のようなことは前からたびたび行っている悪戯なのだが、
こーゆーメールを読んでいたら突然「罪悪感」のようなものがこみあげてきて困惑しました。なんにも悪いことはしてねーはずだが。

2ちゃんねらーたちが示した意外きわまる友情(あるいは仲間意識)については、また記事を改めて書くであろう。

いちばん、びっくりしたのはantonianの反応で、わっしはその頃毎日忙しくて
仕事以外の用事でインターネットを見るどころではなかったが、記事を読んでかたまりました。

あんとに庵はタマシイのひとなのだな。
それを「擁護」とかそうでないとかいう問題だと思ったひとたちは、あんとに庵がやったことの本質がまるでわかっていないのです。
あんとに庵は、すごい。
高知能を自称している割にはトロいと思うが、しかしトロさに迫力があるよーだ。
高知能なんかよりも、すごいじゃん。

あんとに庵というひとは、わっしがおぼえているなかで最も暖かくて美しい日本語

ガメ様>
絶交のときは口聞いちゃいけないんだよ。笑)

というのを書いたひとです。

わっしは子供の時から「知性というものは暖かな光を感じさせるものでなければほんものではない」と教わって育ったが、日本みたいな国にも、当然のようにこういうひとがいる。

これいじょうは照れくさいから書かないが。

一昨日にはgoukから気が遠くなるくらい長い手紙(^^)が来ました。
なんだかしきりに謝っているが、立派な行動をとって謝るというのはよほどヘンなひとです。

あっ、それからね「わたしの名前はリチャードだが」というのは、イギリス人の一部ギョーカイのひとなら誰でも知っている「この全体が冗談だというのを、きみはわかっていないのか」というユーメイな冗談です。

で、わっしのほんとうの名前がほんまにリチャードなのかどうかは、友達なんかでは全然ないきみには教えてやらん。

あたりまえだろ。

うー、酔っ払ってしもうた。
ラミュエラの新しい家の裏庭はサイコーだ。
都心にこんなに近い(歩いてゆける)のに満天の星です。
牧場の家のような天の川は見えないが。
apemanのおかげで友達が増えてしまった。
そろそろ正体を現して「リアルの世界」とこのバカ匿名ブログをつなぐときがきたのだろうか。



6 Responses to “Smackproof”

  1. antonian Says:

    お帰り〜

    また怒濤のようなブログ読めてうれしいっすよ。
    遊ぼ。な。

  2. mankind Says:

    Apeman氏は、実は彼はある歴史系分野でアカデミシャンになりたくってなれなかった不惑過ぎのよくいる人文系落伍者で、「なぜ世の中は俺のことを認めないんだキー!!」と毒づいているかわいそうなキャラなので、研究者というと目の敵にして絡まれますから、あんまりその辺をアピールしない方がよろしいと思いますよ。

    • gameover1001 Says:

      >実は彼はある歴史系分野でアカデミシャンになりたくってなれなかった不惑過ぎのよくいる人文系落伍者
      ……そーなんですか?
      では、かわいそうなことをしました。
      感情に駆られるものではないな。

  3. ブブリキ Says:

    ブログ再開したのですね。少しうれしいです。またきます。

    • gameover1001 Says:

      >少しうれしいです。

      「少し」って、あんた(^^)
      また繊細なブブリキはなにかでアタマに来ているのだな。

      なんちゅう、いとしいひとであろう。
      おもろいひとだのい。


Leave a Reply