続・気ままに”ぱちり”
気ままに撮影した写真をアップ
 



1980年代CDが発売されると同時期に
ソニーはアナログの高音質レコードを発売しました。
それがMaster SOUNDです。

当時、オーディオマニアには
「CDの固くて詰まった音が嫌いだし、第一いじれないのでつまらない」
というアナログ盤に固執していた人がいて(私もその一人でした)
その人達をターゲットに発売されたのかなー?(何で疑問型)

ともかく時代はCDに確実に向かっている時に
アナログの高音質盤が発売されていたわけです。

写真はそんな時代(80年代)の代表的なアイドル、
CBSソニーが誇る松田聖子さんのMaster SOUNDのLP10枚です。

当時買ったものもあるし、後から買い換えた物もあります。

当時、通常盤と比較してMaster SOUND盤は発売が一ヶ月遅かったので
この、一ヶ月のギャップを我慢するのが大変でした・・・

Master SOUND盤は、通常盤と比較して盤が厚い(当然重い!)
カッティングレベルが高い(大きな音の溝記録できる)
S/N、セパレーション、高調波歪等が改善されています。

で、どんな利点があるかというと・・・
とにかく、松田聖子の声の質感がすばらしい!
通常のレコードだと子音が入ると音が歪んでしまうため、
きつい子音にはリミッターをかけてレベルを落とすところ、
Master SOUNDでは限界が高いのでそのまま録音されています。
だから、みずみずしく明るい声がそのまま聞くことができます。
この音はCDでは聞くことができない音です。

私のシステムでは、はっきり言ってCDより
Master SOUNDの方が良く聞こえます。

(あの10万円するセットに入っている
DSDマスタリングは聞いていないのでわからないけど・・・)

下の写真はSilhouette(シルエット)30AH-1204に挿入されていた冊子で、
録音時に使用した24チャンネルマルチトラックレコーダーのトラックシートや
録音スタジオのマイクセッティング図、録音時のノウハウなどが書かれていて
およそアイドル歌手LPに付いてくる冊子とは思えないものです。






(そういえば、アイドル歌手のLPで演奏者が一曲ずつクレジットされていたのも当時としては珍しかったもんね!)


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