2010年2月27日 20時29分更新
岡山市教育委員会に勤務する50歳代の男性職員が市内の公民館の修繕工事について上司などに相談することなく業者と契約したうえ、工事代金の一部およそ1600万円の支払いを怠っていたことがわかりました。
岡山市教育委員会によりますと平成16年度から岡山市内の公民館のエアコンや照明などの修繕工事を行うため、岡山市南区の業者にあわせて476件およそ4000万あまりの工事を依頼していました。
しかし、岡山市教育委員会の50歳代の男性職員は、このうち平成17年度からの5年間にこの業者に依頼した工事のうち169件の代金およそ1600万円について支払っていなかったことがわかりました。
この男性職員は公民館側からの要望に応えるために上司に報告や相談をせず本人の判断でこの業者と契約を結んでいたということです。
岡山市教育委員会ではこのほかにも未払いがないかを調べた上で未払い分については岡山市の来年度の補正予算に計上して支払う一方で、担当した男性職員については処分を検討しているということです。