岡山放送局

2010年2月27日 20時29分更新

倉敷殺人 背後から執拗に刺す


倉敷市で43歳の男が同居している義理の姉ら3人を刺して死傷させたとして逮捕された事件で、男は義理の姉を背後から執ように刺していたことが警察への取材でわかり、警察は男に明確な殺意があったものとみて調べています。

この事件は25日夕方、倉敷市林の鉄筋工大崎新市容疑者(43)が自宅に同居している義理の姉の大崎峰子さんを(38)刃物で刺して殺害したうえ、峰子さんの息子2人も刺してけがを負わせたとして殺人の疑いが持たれているものです。

警察によりますと殺害された峰子さんは10数回にわたって刺されていましたが、警察が詳しく調べたところ、これらの刺し傷はすべて背中にあり、このうち3回から4回については10センチ以上の深さにまで達していたことがわかりました。

さらに峰子さんの両手には刃物によって付いたと見られる切り傷が多数あって、警察では峰子さんが抵抗しようとしてついた傷だと見ています。
警察では大崎容疑者が峰子さんに抵抗されながらも背後から執ように刺していることから明確な殺意を持っていたとみて動機などを調べています。