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真央が愛した味…「互楽亭のチャーハン」

浅田真央にとって忘れられない味のチャーハンを手に「また食べに来て」と呼びかける互楽亭の井上一夫さん朱実さん夫妻
浅田真央にとって忘れられない味のチャーハンを手に「また食べに来て」と呼びかける互楽亭の井上一夫さん朱実さん夫妻
Photo By スポニチ

 【バンクーバー五輪女子フィギュアスケート】浅田真央が小中学生時代に通いつめた飲食店「互楽亭」(名古屋市中区)の店主井上一夫さん(63)、朱実さん(62)夫妻は、店内のテレビに映る浅田に必死の声援を送った。一夫さんは「こんな感動はなかなか味わえない。ありがとう」と、感謝の気持ちを口にした。

 浅田にとって忘れられない味が互楽亭のチャーハン。小学5年から約5年間、深夜や早朝に練習を積んだ「名古屋スポーツセンター」のすぐ近くにあり、多いときで週に3、4日通った。決まって「いつもの」とチャーシューたっぷりのチャーハンを注文。食べ終わって浮かべる満足げな表情が夫妻を喜ばせた。

 一夫さんは「礼儀正しくて性格も良い子。“頑張って”と声を掛けられると、笑顔で“ありがとうございます”と返していました」と振り返る。高校進学後は来店機会が減ったが、07年4月に浅田がテレビ番組で「いま食べたいもの」として「互楽亭のチャーハン」を希望。一夫さんがスタジオまで出向き、腕を振るった。そのときにもらったサインと写真は、店内に大切に飾られてある。

 運命のフリー。逆転での金メダルを願い、朱実さんは手を体の前で組んで祈るような表情でテレビに見入った。演技終了後は感極まって涙ぐみながら「苦しいときもあったでしょうに…。4年間、よく頑張ったね」と努力を称えた。

 一夫さんも「僕らにとっては最高の演技だった」とねぎらい、「今はゆっくり休んでほしい。また、ウチのチャーハンを食べに来てほしいですね」と呼び掛けるまなざしは温かみにあふれていた。

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