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シー・シェパードの捕鯨抗議活動「今季の活動を終了、最も成功した年」

2月27日15時22分配信 サーチナ

 日本の調査捕鯨船への抗議活動を行っているシー・シェパードのポール・ワトソン代表は25日、抗議船のエンジン故障のため、今季の妨害活動を終了し、豪州タスマニアのホバート港に戻るとウェブサイト上で公表した。また「南極海クジラ保護区における6年間の抗議活動の中で、今年は最も成功した年」と述べている。

 シーシェパードは、これまで南極海で日本の調査捕鯨船にさまざまな妨害活動を行っており、1月6日には、南極海で同団体のアディ・ギル号が、第2昭南丸に衝突し大破した。

 2月15日には、アディ・ギル号のピート・ベチューン船長が、ジェットスキーで第2昭南丸に接近。防護ネットをナイフで切って船内に侵入し、アディ・ギル号の賠償金300万ドル(約2億7000万円)などを要求したという。同氏は、現在身柄を海上保安庁に引き渡され、日本に向かっている。

 19日〜22日にかけて行われた、岡田克也外相と豪スミス外相との会談では、シー・シェパードの妨害行為について、攻撃的な活動は容認できないとの認識で一致したものの、具体的な措置は示されなかった。

 一方で、豪政府は、日本が調査捕鯨の取りやめに合意しなければ、国際司法裁判所に提訴する考えを示している。また25日には、南極海での捕鯨を5年以内に廃止することを要求する提案を、国際捕鯨委員会(IWC)に提出したと発表した。(編集:桐山真帆子・山口幸治)

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最終更新:2月27日17時54分

サーチナ

 

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