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101年ぶりの揺れ 沖縄で震度5弱

 27日午前5時31分ごろ、沖縄県の沖縄本島で震度5弱の地震があった。気象庁は最大2メートル程度の津波の恐れがあるとして同島に津波警報を出したが、午前6時半に注意報に切り替え、7時に全面解除。津波は同県南城市で10センチなどを観測した。

 同庁によると、沖縄本島近海を震源とし、本島で震度5以上の揺れを観測したのは、死者2人が出た1909年8月の地震以来。11年6月には奄美大島近海を震源とする地震で強震(震度5相当)を観測している。

 政府は首相官邸の危機管理センターに連絡室を設置した。

 県などによると、那覇市の女性(74)がベッドから転落、浦添市の女性(66)も自宅で転倒し、それぞれ腰や肩に軽傷を負った。沖縄市では民家の屋上から貯水タンクが落下したほか、那覇、南城、うるま各市や南風原、西原、久米島各町などでも水道管や貯水タンクが破損。うるま市で民家の屋根などが一部壊れ、浦添市で建物や駐車場にひび割れなどの被害が出た。

 震度5弱を観測した糸満市の防災担当玉城幸輝さん(54)は「物の落下などはなかったが、激しい横揺れが長く続いた。こんな地震は初めてだ」と話した。

 気象庁によると震源地は沖縄本島近海、震源の深さは約10キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6・9と推定される。

 各地の震度は次の通り。

 震度5弱=糸満(沖縄)▽震度4=与論島(鹿児島)名護、今帰仁、本部、恩納、那覇、宜野湾、浦添、読谷、北谷、北中城、豊見城、与那原、南風原、座間味、南城、北大東島(沖縄)など▽震度3=喜界島、奄美、徳之島、沖永良部島(鹿児島)名護、宜野座、金武、伊江、粟国、久米島、南大東島(沖縄)など▽震度2=徳之島(鹿児島)宮古島(沖縄)など▽震度1=美里永富(熊本)宮崎、都城(宮崎)鹿児島、鹿屋、屋久島(鹿児島)石垣島、西表島(沖縄)など

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