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あこがれが現実に えりちゃん、やっぱりナックル

 「かなり強くなっています」と言う。約1カ月間に及んだウインターリーグを通し、吉田の米国野球へのあこがれはどんどん増してきた。

 現在の所属チームの最終戦となった26日は七回から登板。2二塁打を含む3安打を浴び、4失点。1/3回で降板した。決め球のナックルボールも死球になったりで、思い通りに投げられなかった。「こんなんじゃ駄目。これは行くしかないと思った」。ふがいない投球が、米独立リーグへの気持ちを強くした。

 言葉は通じない。食事は慣れない。周囲に娯楽施設もない。異国で18歳の少女は野球に没頭してきた。体の大きい外国人選手と対戦し、気付いたのは原点のナックルボールの重要度だった。「直球の力では勝てない。ここまで来られたのはナックルのおかげ。ナックルを一から練習したい」

 米国にはナックルを覚えるきっかけとなったウェークフィールド(レッドソックス)がいる。「大きな夢は一緒に対決したい。ナックルを見てもらいたい」。壮大な思いをうれしそうに語った。 (共同)

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年02月27日 16:21 ]

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