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「バンクーバー五輪フィギュアスケート女子で25日に銀メダルを獲得した浅田真央(19)=中京大=ら日本代表3選手が試合から一夜明けた26日、バンクーバー市内で会見し、浅田は改めて『また出たいです』と、4年後のソチ五輪を目指す意欲をみせた。
浅田は銀メダル獲得後、日本のテレビ出演などが続き、就寝したのは26日午前6時ごろ。一晩寝ると気持ちも落ち着き、『五輪で3回アクセル(3回転半ジャンプ)を決めたことと、銀メダルはうれしいです』と話した。日本に帰国後は、世界選手権(3月、イタリア・トリノ)へ向けて調整を始める。」
浅田真央は五輪で金メダルを獲得することを子どものころから夢見て努力してきたと聞く。銀メダルを獲得したことに対してうれしい気持ちがある反面、金メダルを獲得することができなかったことから複雑な心境でもあることは容易に推察することができる。演技終了後のインタビューで泣いていたのもそのような気持ちのあらわれであろう。
この姿を見て思い出した言葉がある。週刊プレイボーイで連載されていた人生相談をまとめた単行本である「今東光の極道辻説法」で読んだ話である。
ある金持ちが古代ローマの歴史を書籍にまとめようと思い立った。彼は私財を費やして研究し、情熱を燃やして膨大な量のメモをとっていった。そのメモからいよいよ執筆しようとする時点でその彼は死んでしまった。膨大な量のメモはまとめられることもできないまま、彼が生きた証ともいえる研究は一切後世に残ることはなかった。ただ、この話を執筆した作家は彼の人生をこうまとめた。
「彼の人生は成功だった。彼は人生をかける目標を持ち、その目標の成功を見ることなくこの世を去った。すなわち、彼は目標を達成した後の虚しさを感じることがなかったのである。」
10年以上読んだ書籍の内容ゆえ、細かい内容には誤りがあると思うが大意は掴んでいるはずである。浅田真央はソチ五輪を目指すそうであるが、どのような出来事があろうと4年間は非常に濃密で充実した4年間となるはずである。これからの4年間に幸あれと祈りたい。
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