鶴岡のフグ中毒：店主に禁固１０月を求刑−−地裁支部　／山形

　鶴岡市道田町の飲食店「鮮魚料理きぶんや」で昨年１月、フグを食べた客７人を中毒で入院させたとして、業務上過失傷害の罪に問われた同市大西町の男性店主（６６）の初公判が２５日、山形地裁鶴岡支部（梶智紀裁判官）であった。店主は起訴内容を全面的に認め即日結審。検察側は禁固１０月を求刑し、弁護側は執行猶予を求めた。判決は３月２５日。
　起訴状によると、店主はフグの知識がないままフグを調理し７人に提供。全治１〜１１日のフグ中毒にした。
　検察側は論告などで過失は「極めて重大で無責任」とし、７人全員が死亡する危険性があったと指摘した。一方、弁護側は、被害者全員との示談が済み「深く反省している」などと主張した。【長南里香】

２月２６日朝刊

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