交通事故を抑止しようと警視庁は22日、交通量の多い都内97カ所の交差点に朝から夕方まで警察官を配置する取り組みを始めた。交通ルールを守らないドライバーや自転車、歩行者に警笛を鳴らして指導する。警視庁は「警察官の存在感を示し、都内全体の事故防止につなげたい」としている。警察官が年間を通じ交差点に常駐するのは異例という。
警視庁が昨年12月に都内の交差点で警笛を使った街頭指導を実験的に行ったところ、同月中の交通事故死亡者が1954年以降最少の14人だった。警視庁は警笛活動に効果があるとみて、今年末まで実施する。【町田徳丈】
〔都内版〕
毎日新聞 2010年2月23日 地方版