日本工作機械工業会(中村健一会長)が13日発表した2009年の工作機械受注額(速報値)は、前年比68.4%減の4116億円だった。2年連続の減少で1978年以来、31年ぶりの低水準となった。自動車産業を中心に設備投資抑制が長引いていることが影響した。
昨年12月の受注額は前年同月比62.8%増の600億円と19カ月ぶりに前年を上回った。海外向けは96.2%増の421億円。2カ月連続の増加で中国などアジアを中心に需要回復が鮮明になっている。国内向けは16.2%増の178億円。設備投資の本格回復に時間がかかっており、海外に比べ伸びは小幅にとどまった。(15:48)