日本工作機械工業会は25日、企業の設備投資マインドを予測する「工作機械短期受注観測調査」の2月の結果をまとめた。2月の受注総額について、前月より「増加する」と答えた企業の割合から「減少する」の割合を引いて求めた判断指数(DI)はマイナス7.4となった。3月の見通しはマイナス5.9で、小幅ながら回復を見込むメーカーが増えているようだ。
海外からの受注の3月見通しは、アジア向けがプラス17.2と引き続き順調なのに対し、欧州向けはマイナス13.5、北米向けはマイナス10.9だった。国内を業種別にみると、自動車向けがマイナス17.2、電気・精密向けがマイナス12.1、一般機械向けがマイナス16.7で、こうした主要納入先からの受注回復は鈍いとの見方が多かった。(18:43)