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| 開幕戦で顔を合わせる鹿島・小笠原と浦和・鈴木（右）が健闘を誓って握手する＝２６日午後、東京都内 |
昨季２年連続で無冠に終わった浦和にとって、今季は正念場のシーズンになる。２年連続で優勝争いに絡めず、例年に比べ浦和ブース前は少し寂しかったものの、フィンケ監督は虎視眈々（たんたん）と目指す形を追求している様子だ。
チームの仕上がり状況について同監督は「山田直がけがをしているのは痛いが、総合的に見れば満足している」と話し、昨季から移行した４バックも「昨季はミスもあったが、戦術的に改善している」と組織的な守備に自信を見せる。
開幕戦の相手は２年連続で王者・鹿島。同監督は「Ｊリーグで最も優れたチーム。最初から厳しい相手と戦うことになったが、いつも練習していることをピッチで表現したい」。そして続けた。「戦術的な転換は少なくとも（あと）２年必要と思うが、私は今年から（タイトルへの）山を登りたい」。指揮官は力強く頂上を見据えている。
狙うはタイトル
◆鈴木 ２年連続でキャプテンとして参加。２度の合宿を終え、「しっかりやれた。大きな心配はしていないが、この１週間でもう少し（戦術的に）詰める必要がある」と開幕を見据える。
変革のシーズンと位置付けられた昨季から、今季は結果が問われる１年になる。「狙うものは狙っていかないといけない。（シーズンを通して）良いときも悪いときもあると思うが、目指すところははっきりさせて最後には一番上に立ちたい」。覇権奪還へ、静かな口調に決意がにじんだ。
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