こんな深夜に更新である。凄い奇跡を体験したので更新することにする。またオンラインカジノである。前回の微妙な勝利で、俺は入金45ドルに対して65ドルまで増やして、微妙な勝利を収めることができた。
そしてこのまま、引退しようと思っていた。アカウント画面を開いて、実際に出金手続きは済ませていた。出金がされるまでは数週間かかる。なんでそんなに時間がかかるのかは分からない。プレイヤー人口が何百万人も世界中にいるらしいし、出金も小切手にして送付とかの形を取るから時間もかかるのだろう。
いや、それは表向きの理由であって、実際のところ、出金手続きを済ませたあとに、どうしてもやっぱりカジノをやりたくなって、「出金キャンセル」にしちゃう奴が多いんだろう。だからわざと出金まであんなに長く設定してある。
・・・・
ということで前置きは長くなったが、出金キャンセルしたw
そして再びオンラインカジノで勝負!である。今回俺は超セコい方法で勝負しようとした。どういう方法かというと、俺がプレイするルーレットというゲームは1〜36までの数字がある(0もあるけど)
んで、倍率が均等に決まっているわけで、赤が来るか、黒が来るかとか、奇数が来るかとか偶数が来るかとか、1〜18が来るかとか、19〜36が来るかとか
要するにいろんな賭けかたがある。そして、勝率を極限まで高めようとするにはどうすればいいのか?というと非常に単純である。
結論から言うと、俺は1〜36の数字のうち、ひとつ以外の全ての数字にベットしたw
つまり、例えば1〜35まで一枚ずつ賭ける、という方法。この遣り方の場合36、もしくは0以外の数字が来れば、プラスになるのだ。とはいっても1〜35まで全部賭けるから、合計35枚のコインをかけて、当たっても36倍だから、つまり1枚しかプラスにならない。
というしょぼい方法なのだが、高確率で少しずつ増やしていくことはできる。もちろん、失敗したらその時点で全てを失う、というリスクはある。だが、まあそんなマイナス思考は捨てて、これだけ高確率で当たるんだから、あんまりしつこくやらなければ大丈夫だろって思って
俺はこれをやってみた。結果最初の65ドルから、67ドルまで、微妙に増やすことができた。だが当然、この方法も試行回数を増やしていけば破滅する。ルーレットというゲームは試行回数との戦いなのだ。それを俺は自覚しているから、2枚稼いだところでこの方法は辞めた。
そしてそこから普通の勝負に出たのだ。今までと同様に、あんまり出てきてない数字を4〜5個選んでそこに集中的に賭ける、というやりかたである。当たる確率は低いが、当たればデカイ、というやりかたで俺はやっていった。
途中、50ドルぐらいまで減ってしまってヤバいなと思ったりしたが、そこから見事に的中させて75ドルぐらいまで戻した。その時点で俺は冷静さを欠いていた。
とりあえず、もうルーレットも10回ぐらい回しちゃったし、回しすぎると負けてしまうから、もうその時点で撤退しておけばよかったのだ。だが俺はそうしなかった。そして破滅がやって来る。
俺はそこから1〜6の小さい数字があまり来てないなっていう印象があったから、1〜6に集中的にかけまくった。外れても外れてもしつこく賭けまくった。
だが来ない。40ドル・・・30ドル・・・・
どんどんキャッシュは減っていく。顔面蒼白、オイオイ、もういよいよ破滅の時なのか?だが俺はその時点でひとつ気づいていたことがある。ルーレットっていうのは「0」の目が来ると物凄いショックなわけ。普通の人は0にはあまり賭けない。
いわばジョーカーみたいなポジション。そして「0」があるからこそ、胴元のハウスエッジとしてプレイヤーは長期的には確実に負けてしまうのだ。そして俺は気づいていた。
まだ0は来ていない・・・
その事実にはっきりと気づいていた。つまりジョーカーは引いていない。ちゃんと1〜36までの数字だけで勝負できている。つまり回収率は単純に100%のはずだ。少なくとも今までは。そうだ、弱気になる必要はないではないか、今損してるのはちょっとした確率のイタズラなのだ、と。
だが、俺のプラス思考は通用しなかった。悲劇が起こった。
俺は1〜6にずっと賭けていた。だが・・・・
直後、2回も7が来やがった!
7じゃねえんだよおおおぅぅぅうううぅ!!1〜6にかけてんだよボケナス!!!と深夜に発狂
だが悲劇はこれだけでは終わらなかった。
もうコインは残り20枚を切っていた。この時点で、もう1〜6に賭け続けて、当たったとしても爆発力がない。ルーレットは少ない試行回数で目的の金額まで到達できるようにしなければいけない。
どれだけ当たる確率が下がったとしても仕方ない。期待値の収束という自然の法則に生殺しされるぐらいならば、ここは勝負しなければいけないではないか。
そして俺は決断した。
かける数字を1〜6の中からひとつに絞る。そして俺はその最後に絞る数字に迷いはなかった。
「1」
である。なぜ「1」なのか。俺が一番が好きだから、というような小学生みたいな理由ではない。それは、昨日今日とずっとカジノをやっていて気づいていたことがある。それは
「1はまだ1回しか来ていない」ということだ。俺はなんだかんだいって、ルーレットを昨日今日で100回以上は回してるから、これは期待値としてはかなり低いほうである。
なぜこんなことを覚えていたのか、というとやっぱり「1」という数字がインパクトがあるからだろうな。一番覚えやすいし。
そしてそこから、俺は「1」に3枚かけてルーレットを回す、という作業を繰り返すことにした。
だが現実は甘くなかった。いや、残酷だった。
ルーレットを見てみると1の隣には「33」と「20」という数値が配列されている。そして、
何故か「33」に二回も来やがった!!!!
隣かよ!!!隣に来ても意味ねえよ!!
と深夜に発狂する俺。その時点で正直駄目だと思った。隣の目が出るっていうのは、いわば宝くじでひとつの番号だけ違って1等を逃すようなもの。
そしてベクトル的に考えても、近くの目が出ちゃったら、バランスの点から見てももう1に目が来る事はないな、と思っていた。この時点で俺の頭の中は完全な白旗だった。
だが俺に狙い目を変えるつもりはなかった。必ず1は来る!そろそろ来る。いい加減に来る!来い!頑張れ1、という感じで俺は1と対話していた。
だが無常にも俺の期待は外れていくことになる。そりゃそうだ、0〜36まで、合計37個ある数字の中から、俺が賭けてるのは1だけ。
37分の1でしか当たらない。
何度かかけたところで、次の1回の当たる確率が高まるわけでもない。それがランダムウォーク、というものなのだろう。そしてコインは無常にゼロに近づいていく。
9枚・・・・6枚・・・・・3枚・・・・
3枚まで減ってしまった。ルーレットには「最低掛け金枚数」というのが設定されていて、3枚以上賭けないとルーレットを回すことはできない。俺は最後の3枚を、やはり「1」にかけて回した。
頭の中では諦めていた。でもいい加減にそろそろ1が来るだろ、と思ってたから、また20ドルぐらい入金して1に賭けてみようかな、とか考えていた。
そして最後のルーレットを回す。
ルーレットの結果は、女のアナウンスで声で出球のナンバーがアナウンスされることになっている。だが俺はもはやその声を聞くこともできなくなっていた。
ヘッドフォンを外して、死の宣告を聴かないようにしていた。そして目を閉じてルーレットを回し終える。
そしてとっくにルーレットが回り終わって目に落ちた頃、ゆっくりと目を開けてみた。
ゆっくりと、ルーレット画面に目をやる。さて、どこの目にボールは落ちているのだろう?
画面は解像度が低くて、ボールが落ちていることはわかっても、落ちている箇所の番号はすぐには分からない。
だがとりあえず、赤い目にボールが落ちてることは俺の視力でもすぐに確認できた。
「1」は赤の目である。
まさか・・・・・?
目を凝らす。
よく分からない。
画面の解像度が低い。
だが、どうやらなんか一桁の数字っぽいぞ・・・・?
よーく見てみる。
ま、まさか・・・いや、間違いない。
↓↓これを見よ!!(わざわざスクショ撮ったw)

「1」だ!!!!!!!!!!!!
残高もちょうど108ドルって表示されてるの分かる?
最後の3枚、最後のベット。所持金ゼロになった最後のベットで「1」が来たのである!!!
3枚賭けてたから、36倍×3枚 ということで合計108枚の払い戻し!つまり1ドルコインなので、俺の所持金は108ドルに増えたことになる!
今までの入金合計額が45ドル。それに対して俺の現在が108ドル。ここまで来ると、これは微妙な勝利、と言ってもいいかもしれないな、と思った。
なんか小説っぽく、盛り上がってる情景を描こうとして文章を書いてみたが、文章力なさすぎワロタw
非常にカジノには申し訳ないのだが、やはり引退する気持ちに変わりはない。とにかく、たいした金額稼いだわけではないが、最後にドラマがあって面白かった。
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