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食中毒の発生について

2009年08月05日

【要旨】平成21年7月18日午後5時30分頃、宮古保健所に、医療機関から食中毒(疑)通報があり、調査の結果、13グループ53名の患者が確認され、持ち帰り弁当による食中毒と断定されたことから、同保健所は、この弁当を調理した飲食店を食品衛生法に基づき、3日間の営業停止処分としました。

 

1 探知等
  平成21年7月18日午後5時30分頃、宮古保健所管内の医療機関から、「嘔吐等の食中毒様症状を呈する患者4名を治療している。患者は、宮古市内に宿泊し、同一の飲食店が調理した弁当を昼食として食べている。」との通報が宮古保健所にありました。

 

2 原因調査及び結果
  宮古保健所及び県環境保健研究センター等で調査を行った結果、患者の症状が共通していること、患者の共通食品は同一の飲食店が提供した持ち帰り弁当のみであったこと、複数の患者の便、嘔吐物及び調理器具等から黄色ブドウ球菌が検出されたことから、食中毒と断定しました。

(1) 発生日時 平成21年7月18日(土)午後0時30分~午後10時
(2) 患者数 13グループ53名(入院10名、通院9名)〔本日16時現在〕
(3) 主 症 状 吐気、嘔吐、腹痛、下痢(患者は快方に向かっている。)
(4) 病因物質 黄色ブドウ球菌
(5) 原因食品 持ち帰り弁当
          〔メニュー:鶏から揚げ、一口かつ、オムレツ、焼魚、シュウマイ、エビフライ等〕
(6) 原因施設 ほっかほっか亭磯鶏店(飲食店)
    所在地 宮古市磯鶏1丁目2-29
    営業者 中原 美智子(なかはら みちこ)

 

3 保健所の措置
  宮古保健所は、「ほっかほっか亭磯鶏店」を7月21日(火)から7月23日(木)までの3日間、食品衛生法に基づき営業停止処分としました。

 

4 注意喚起
  細菌性食中毒が多発する季節(7~9月)であることから、食品の衛生的な取扱いについて、当課のホームページで注意喚起を呼びかけています。
食中毒予防の3原則①菌を付けない(清潔) ②菌を増やさない(迅速・冷却) ③菌をやっつける(加熱)をしっかり守って、細菌性食中毒を予防しましょう。


黄色ブドウ球菌食中毒について


黄色ブドウ球菌とは?
  顕微鏡で見ると、ぶどうの房のように集まっていることから、この名前が付けられました。この菌は、おできやにきび等に存在する化膿菌で、健康な人でものどや鼻の中から20~30%検出されます。
この菌は、食べ物の中で増えるとエンテロトキシンという毒素をつくり、この毒素を食品と一緒に食べると食中毒を起こします。
食品中のエンテロトキシンは100℃で30分加熱しても破壊されません。

 

原因食品は?
  あらゆる食品が原因食となる可能性を持っていますが、直接素手で調理された食品等(おにぎりなど)が多くを占めています。

 

症状は?
  潜伏時間は1~5時間(平均3時間)で、吐気、嘔吐、腹痛、下痢が主症状です。

 

予防方法は?
 1 手指などに切り傷や化膿巣のある人は、食品に直接触れたりしないこと。
 2 手指の洗浄・消毒を十分に行うこと。
 3 食品は10℃以下で保存し、菌が増えることを防ぐこと。
 4 調理にあたっては帽子やマスクを着用すること。

電話: 019-629-5322
内線番号: 5322・5270
FAX: 019-629-5279
E-Mail: AC0009@pref.iwate.jp
県庁県民くらしの安全課食の安全安心担当


連絡先

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