【ニューヨーク=丹内敦子】国連総会本会議は26日、2008年末から09年はじめにかけてのイスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの大規模攻撃について、再びイスラエルとパレスチナの双方に戦争犯罪にあたる行為がなかったかどうかの調査を求める決議を賛成多数で採択した。決議は潘基文(パン・ギムン)事務総長に、双方からの回答をまとめた報告書を5カ月以内に国連総会に提出するよう求めている。
国連総会は昨年11月にも同様の決議を採択し、潘事務総長が今月4日に報告書を提出した。しかし、イスラエル、パレスチナの調査はまだ進んでおらず、改めて調査を求めることにした。