2010年 2月 26日
宇高航路 連絡協議会設置
フェリー会社が廃止を表明した宇野と高松を結ぶフェリー航路について存続の可能性などを探る連絡協議会の初会合が26日、高松市で開かれました。この協議会は、国土交通省の前原大臣の提案で国が設置したもので、岡山県、香川県と高松市と玉野市、それに国の担当者で構成されています。会議では廃止を表明した国道フェリーと四国フェリーの社長などが経営状況や廃止届を提出したいきさつについて説明しました。このあと国側から現在ある直島を経由した航路を活用する案、いまある2社を存続させる案などが示されました。この協議会は、来月中旬までに3回開催される予定で、航路存続か廃止か方向性を出す予定です。

親子3人死傷事件で凶器とみられる包丁発見
倉敷市で、親子3人が刃物で刺され母親が死亡した事件で、26日、凶器とみられる血のついた包丁が現場の自宅から見つかりました。この事件は25日夕方、倉敷市林のパート従業員、大崎峰子さん(38)が刃物で刺され死亡したほか、中学2年生と小学1年生の2人の息子も軽いケガをしたものです。警察は同居する義理の弟で鉄筋工の大崎新市容疑者(43)を殺人の疑いで逮捕しました。警察は26日朝から自宅の現場検証をし、凶器とみられる血のついた包丁を発見しました。警察の調べによりますと峰子さんは頭や背中を十数カ所刺されていて、このうち背中の傷は肺にまで達していたということです。警察は、大崎容疑者が峰子さんに強い殺意を抱いていたとみて動機を調べています。

詐欺容疑で逮捕の弁護士 黒瀬容疑者送検
弁護士報酬を水増しして請求していたとして岡山弁護士会の弁護士が詐欺の疑いで逮捕された事件で警察は、押収した日誌やパソコンを調べ、裏付け捜査を進めています。詐欺の疑いで25日逮捕された岡山弁護士会所属の黒瀬文平容疑者は、26日朝、岡山地方検察庁に身柄を送られました。警察によりますと黒瀬容疑者は、2007年3月からおととし5月にかけて国選弁護を引き受けた7つの事件で容疑者と接見した回数を2倍近くにごまかして請求し、日本司法支援センター、「法テラス」から弁護士報酬、約31万円をだまし取った疑いです。警察の調べに対し、黒瀬容疑者は、「回数によって報酬が変わるのを知らなかった。故意ではなかった」と供述し、否認しているということです。警察は事務所の捜索で押収した手帳やパソコンを調べ裏付け捜査を進めています。

公民館修繕費1600万円 市職員未払い
岡山市の地区公民館で5年間に渡り、電気設備などの修繕代金、約1600万円が業者に支払われていなかったことが分かりました。担当職員が請求書を隠していたためということです。岡山市によりますと支払われていなかったのは市内30カ所の地区公民館のエアコンや水道など電気・機械設備の修繕代金で、2005年度からの5年間に169件、1622万円あまりに上っています。先月28日、請け負い業者からの指摘で発覚しました。事務を担当する中央公民館の課長補佐級で50歳代の男性職員が、その年度の修繕予算が不足したため請求書などを隠し、支払いが滞っていたということです。岡山市では今後、支払われていない代金を現地調査などで確定させ、新年度の補正予算で対応するとともに、関係職員の処分を行う方針です。