添田町の寺西明男副町長は25日、県町村会を舞台にした汚職事件で起訴された、県町村会長で町長の山本文男被告(84)が、来月初旬にも町議会に対し、全員協議会の場で事件の経緯などを説明すると発表した。ただ、当初は4日に予定したが、議会側から「前倒しを」との要請があり、26日に再度、日程を調整する。
寺西副町長はこの日、正午すぎから約2時間、町内で山本町長と面会。全協の日程のほか、26日に開かれる県町村会総会の対応、補正予算への指示などを確認した。
町長は「体調が戻るのに時間がかかる」と話すなど、疲れた様子だったという。健康上の理由から、県町村会総会は欠席するとした。
また、寺西副町長が進退について尋ねると「今、考えている。熟慮している」と述べたという。
=2010/02/26付 西日本新聞朝刊=