第一章−武器、防具を整える


 さて、最後の巻物を手に入れると簡単に言っているが、三十階辺りのザコどもに苦戦しているようでは、到底九十九までなど辿り着ける訳が無い。はっきりいって、少なくとも「ドラゴンは殴られるよりも炎の方が痛い」くらいの余裕は欲しい。

 とはいえ、ジャンジャン盾の守備力を上げないといけない訳だが、大量のスカラの巻物が、よほど運が良くないとたった一回の冒険で得ることは不可能である。じゃあどうすればよいか?それは「無限循環を利用する」ことだ。

 ”もっと不思議”の洞窟内では、基本的には下り階段、奇妙な箱を持っている時は上り階段となる。つまり、浅い階で奇妙な箱を捨てることによって、またダンジョンを潜りなおすことができるのだ!正しい順序としては、

三十階まで潜る→奇妙な箱を持って一階まで帰る→また三十階まで潜る……

の繰り返しである。その間、でてきたバイキルト、スカラの巻物を読みまくる。これで武器、防具の強化は完璧。

 ところで、武器、防具は適当に選んでないだろうか?「武器は正義のソロバン、盾ははぐれメタルの盾かドラゴンシールドだね♪」、とかほざいているヤツは九十九階までに死を迎えるだろう。ナゼ死を迎えるのか?それは「空腹死」。

 アイテムの回で紹介するが、アイテム欄の余裕はほぼ0に等しい。パンをいちいち用意するだけのスペースはない(とはいいきれないが)。そこでパンのスペース節約に一役かうのが、ヅバリ「皮の盾」。満腹度の減りを半分にしてくれるということは、満腹度が200%になるのと同じ事だ。おまけに、結構深い階まで登場する”腐った死体”の攻撃をいくら受けても、錆の罠をいくら踏んでも錆びない!メッキができない”もっと不思議”では、かなり重要な能力といえる。基本防御力が低いこと以外は、最強の盾であると断定できる。

 武器の方は、特殊能力があるものは少ないので、正義のソロバンでも良いが、ここは唯一能力を持つドラゴンキラーがベターだろう。まぁ、たいした能力ではないので、こんぼうを使ってみるのも面白いかも。

 結論:皮の盾を強化すればOK!


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