2010年2月26日 20時35分更新
25日、岡山県倉敷市で43歳の男が同居している義理の姉ら3人を刺して死傷させたとして逮捕された事件で、男は、これまでにも家で暴れるなどして家族が警察に相談していたということで、警察では家族の間に何らかのトラブルがあったものとみて詳しく調べています。
この事件は倉敷市林の鉄筋工、大さき新市容疑者(43)が25日午後5時半ごろ自宅に同居している義理の姉の大さき峰子さん(38)を包丁のようなもので刺して殺害したうえ、峰子さんの14歳と7歳の息子2人も刺してけがを負わせたとして殺人の疑いが持たれているものです。
大さき容疑者は3人を刺したあと自宅に灯油をまいて火をつけて車で逃走しましたが、およそ2時間半後におよそ5キロ離れた市内の路上で見つかり逮捕されました。
警察によりますと3年前から今月22日までの間に4回にわたって峰子さんの夫が警察を訪れるなどして、「大さき容疑者が家の中で暴れる」などと相談していたということです。
警察の調べに対して大さき容疑者は「峰子さんを殺そうと思った」と供述しているということで警察では大さき容疑者と家族との間に何らかのトラブルがあったものとみて犯行の動機やいきさつなどを調べています。