金妍児「自分が泣くとは思わなかった」…一問一答
◆フィギュアスケート(25日・パシフィックコロシアム) 女子のフリーを行い、SP首位の金妍児(キム・ヨナ、19)=韓国=がSPに続いて世界歴代最高を更新する228・56点で韓国フィギュア初の金メダルを獲得。演技終了後は涙ぐむ場面も見せた金だが、浅田真央以下を一気に引き離す異次元の強さを見せつけ、淡々と、しかし余裕たっぷりに話した。
―演技を終えて涙を見せたが。
「自分が泣くとは思わなかった。ほかの選手が泣くのを見て、いつも何で泣くんだろうと思っていた。どんな感情なのかわからなかった。自分が泣いたのは安堵感かもしれないし、本当に満足だったからかもしれない」
―演技を振り返って。
「夢だった五輪で勝ったことが信じられない。SPとフリーの両方をクリーンに滑れたのは初めて。それを五輪でできたのがうれしい。最後の要素を成功したときに多分勝てただろうと思った」
―緊張は。
「たくさん国際大会を経験したが、今までで一番自信があった。全然ナーバスにならなかった」
―今後は。
「五輪のことをもう考えなくていいと思うとうれしい。人生最大の目標を達成したので、しばらく楽しんで、次に何をするかを考える」
―3月の世界選手権には。
「出場する。トロントに戻って練習する」
[2010/2/26-19:33 スポーツ報知]