勝又ジムは亀田3兄弟を熱烈応援します
勝又ボクシングジム
昨今、某レポーターが執拗な「アンチ亀田キャンペーン」を展開している中で、その取材過程等に問題があったことから、当ジムの経営母体である株式会社勝又プロモーション代表取締役勝又洋がウェブ上で当該記事に対する疑義をとなえたところ、各方面からいわれなき中傷を受けました。
この件については、目下対応を検討中でありますが、いわゆる『アンチ』の方々にとっては、亀田兄弟を応援する全ての存在が非難の対象になるようです。しかし、その非難の多くは、正鵠を射たものではないばかりか、「下衆の勘繰り」ともいうべき空想に基づいているのです。
そこで、当ジムが何故亀田兄弟を応援するのか、その経緯・理由・目的などについて公表し、もって当ジムの名誉を保持し、その真意を明らかにしたいと存じます。
そもそも、当ジムと亀田ジムとの友好関係は、亀田ジム設立とともに始まりました。
それまでは、どちらかというと我々もいわゆる「亀田問題」については、批判的立場に立っていました。しかしながら、業界内を騒然とさせた「亀田問題」は、正当な手続きと周囲の了解の下、亀田ジムの創設という形で収斂したのです。そこで、「一旦、協会の決定をもって問題の解決が図られた以上、積極的に応援するのが道理ではないか」という勝又行雄会長の考えから、亀田ジム応援の決定がジム内でも下されたのです。
そうしたことがきっかけで、近隣のジムとしての友好関係が築かれていきました。スパーリング、興行協力、スタッフ交流…すべては業界のガイダンスと慣例にしたがって行われているものです。
昭和40年代、当ジムは、業界の刷新と発展を目指して活動をしました。今もって、その基本理念は変わっていません。ボクシング界に新風を巻き起こそうとする亀田ジムの存在は、賞賛に値するものであって、決して非難に値するものではないのです
ところで、亀田3兄弟は素晴らしいボクサーです。ことに、先般WBAフライ級タイトルマッチで惜敗した大毅選手は、対内藤戦での大バッシングの中、全くの絶望的状況でも1日も練習を欠かさず、真摯に明日のあるを信じて黙々と努力を重ねてきました。
「言うは易し、行うは難し」。試合に負けると、翌日からボクシングをやめてしまうような者が多い中、日本国中から叩かれながらも、己の失敗を深く反省して、初心を忘れず練習を続ける姿は、我々日本人が失いつつある「ど根性」そのものではありませんか。そんな亀田家の生き方を美しく感じるのは間違いなのでしょうか。
亀田家は、一旦はライセンスを失い、ジムも失い、全くの絶望の闇でも、家族が一丸となって助け合い、協力し合って、自らの夢を自らの手で掴み取るために努力しているのです。その一念が、人々の心を動かし、3名だけのためのジムを維持せしめているのです。
巷間、「他のジムの選手達は仕事を持ちながら練習しているのに、亀田は仕事もしないでボクシングばかりしている」などという馬鹿げた意見が散見されますが、そうした恵まれた環境は、彼ら自身が自らの拳のみで獲得したものです。他の指弾を受けるべきものではないでしょう。
また、当ジムは、一般的な事業上の利益を除き、亀田ジムとの特別な利害関係はありません。しかし、人は「利」のみで動くものではないのです。「義を見てなさざるは勇なきなり」。いわれなき「亀田叩き」を不義と見、亀田ジムと亀田3兄弟を全面的に応援しているのです。
我々の目的は、亀田3兄弟に史上最強のチャンピオンになってもらい、日本ボクシング界の再興の立役者になってもらうことです。
負けないボクサーはいません。かのジョー・ルイスも負けました。モハメッド・アリも、タイソンも負けました。失敗しない人間もいません。かの聖人・孔子ですら70歳にして漸く「己の欲するところに従って、矩を踰えず」となったのです。いわんや、我ら凡人をしてをや。人は負けた後、失敗した後、いかに努力するかが大切なのではないでしょうか。亀田3兄弟は、我々にボクサーとして、人として最も大切な「不屈の精神力」を体現してくれているのです。
亀田3兄弟に光あれ!
|